◆生芋こんにゃく お刺身
こんにゃくは火を通すものよ、と思っていましたが、出来立てこんにゃくをそのまま食べたらおいしいのなんの。
ということで、こんにゃくはそのまま生で食べられます!
「生で食べられない」と信じ込んできたのは、料理のたび火を通してきたからっていうのもあるけど、
こんにゃくそのものの製法を知らなかったから、なのです(^-^;
まずは、こんにゃくを生で食べた体験談。
そして「生」が危険といわれてきたわけ。
生で食べるときアク抜きは必要かどうか。
ではスタート!
こんにゃくを生で食べた体験談
今までこんにゃくを生で食べるには、「刺身こんにゃく」しかダメなんだと思っていて、甘酸っぱいたれのついた緑色っぽいものを買っていました。
そんな私ですが、先日出かけた先で、出来立てのこんにゃくを見つけたので、このままがおいしそうだなと思いながら買ってきました。
「朝一番、釜より出して手切り 出来たばかりの蒟蒻」と書かれています。
◆手作りこんにゃく
手にもつとくにゃり~っと柔らかいのがわかりました。
今になって写真を見ると、「賞味期限は一週間、アク抜き不要お刺身で美味しい手作りです」と表示がありますね。
お昼ごろなのに、最後の一個だわ。
袋から出して生(そのまま)で食べた
◆袋から出し水ですすいだだけ
袋の水をあけ、においをかいでみたら臭くない。
それに「釜から出して」とあるので、火を通してあるという意味ですよね。
それで、火が通っているんならそのままでOKじゃん?と思ったのです。
臭くないのでさらっと水ですすいで、切り分けてみました。
味見してみると、アクっぽさもなく問題なくこのまま食べられる!
生(刺身)だから、醤油とわさびで
お刺身で食べるので、醤油とわさびがいいかな、と。
切り分けたそのままでは、歯ごたえの良さはあっても、味がうすい。
そこで醤油とさしみをつけてみたら、クセのないつるんとやわらかな食感がいい感じ。
黒ゴマ入りでほんのり香ばしい。
たれは好みで甘酸っぱいものなんかもよさそうです。
このこんにゃくは、こんにゃく芋そのものの味があまりなく、あっさりしていました。
「生」のこんにゃくが危険!といわれてきたわけ
「こんにゃくは生で食べると危険」という話ですが、
これ「買ってきてそのまま食べては危険」と意味だと思っていました。
危険なのは「生芋」だった
こんにゃくの「生」なんですが、危険なのは「生芋」であって、こんにゃくになったものは危険物質(シュウ酸カルシウム)が取り除かれています。
生のままのこんにゃく芋を食べるのが危険だったのです。
それがいつしか、生でこんにゃくを食べるのがいけないみたいになっていたのです。
それにお店には「刺身用こんにゃく」なるものが売っていますから、刺身で食べたいなら「刺身用」とかかれたものでないといけないと思っていたのです。
こんにゃくは生食OK
つまりこんにゃくを買ってきて、袋から出してそのまま食べるのは問題ありません。
こんにゃくの製造過程で、危険な「シュウ酸カルシウム」は除かれています。
生で食べるときアク抜きは必要?
◆スーパーで買った「生いもこんにゃく」
今回私が買ったものは、生食に最適なこんにゃくでしたが、
スーパーなどで普通に見かける消費期限が何か月もあるようなこんにゃくは、そのままでいいでしょうか?
判断は袋をあけてみて、匂いや水の粘りを見てわかると思います。
匂いが気になる、水に粘りがありそう、なら水洗い後アク抜きをした方がよいでしょう。
アク抜きはゆでるだけ、やってみましょう。
こんにゃくのアク抜き方法
鍋に水をいれ、こんにゃくを入れて沸騰させます。
2~3分沸騰したら水にとって、アク抜き終了です。
切り分けて食べるまたは、煮物などに調理します。
アク抜きすることで余分な水分が抜け、味がしみやすくなるという利点があります。
こんにゃくの作り方
ではこんにゃくはどうやって作るの?
そこもざっと押さえておきましょうね。
市販のものの多くは機械でこんにゃく芋の粉から作ります。
ですが、昔ながらの手作り方法は、ちょっとばかり重労働。
ざっくり作り方をみてみると。。。
- こんにゃく芋の皮をむき切り分けて、お湯と一緒にミキサーにかける
- それを鍋にいれ弱火で粘りがでるまでかき混ぜる(30~40分かかりここが大変)
- 凝固剤(炭酸ナトリウム)を水で溶かし、加える
- 弱火で海苔状になるまでよくかき混ぜる
- 海苔状になったら上から押さえて中の空気を抜き、表面を平にする
- 20分ほど置いて冷まし、適当な大きさに切りわける
- 30分以上湯がいてアク抜きし、水に放してできあがり
※生芋は手がかぶれるので、必ずゴム手袋をはめて皮むきします。
こうして手作りこんにゃくは、アク抜きまでして出来上がっています。
こんにゃくは生で食べられる?危険なの?生食のおすすめ食べ方・まとめ
ということで、こんにゃくは買ってきてそのままを食べることができるのがわかりました。
凝固剤の種類によっては芋のにおいが残ることがあるので、気になるようならアク抜きをしてから。
スーパーでも「生食用」とか「お刺身向き」という表示のものが見つかるかもしれません。
そうしたコンニャクは賞味期限が短い(1週間ほど)ので注意を。
今回手作り「生芋こんにゃく」がおいしくって、一人で食べきってしまいそうでした。
カロリーはすくないですが、食物繊維たっぷりなので、一日一個までがよさそうです。
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