
絹(シルク)100%の上質な天然素材で、軽くてふんわりと柔らかなストールにしました。
首回りのおしゃれだけでなく、冷房や寒さ対策にもなる、肌触りがここちよいシルク素材は、着物の生地を活用しました。
オールシーズンに使うためには、シルクの厚さやドレープ性なども気になるところ。
これが一番エレガント!と選んだ素材で作ってみました。
一枚で仕立て、フリンジなしのとってもシンプルなものです。
両端をかがるだけでできてしまう、なんとも手軽なストールです。
オールシーズン用のシルクストール・出来上がりサイズ

出来上がりは着物の幅の30~36cm、長さは170cm
170~180cmの長さが最も使いやすいといわれているので170cmで統一しました。
オールシーズン対応ストール・おすすめの着物生地

春夏は一枚で巻いて、冷房対策や日焼け防止に、秋は風よけ、冬は防寒に2枚巻きすることでオールシーズン活用できます。
色々な色柄の着物生地で、たくさん作ってみたくなります。
おすすめの着物生地は、羽織の裏生地、胴裏、長襦袢、縮緬、絞り、薄いアンティーク着物が良いと思います。
ここでは胴裏とアンティーク着物、アンティークの羽織を使いました。
とても薄く軽やかなシルクです。
オールシーズン用のシルクストール・作り方

<必要なもの>
- 柔らかい着物生地:長さ172cm(2センチは三つ折り用)
- 手縫い用の絹糸と針
<作り方>
着物や羽織は解いて、中性洗剤で洗い、陰干し後にアイロンをあてる。
- 傷みや汚れのない、また色あせのない部分を選んで、172cmに切る。
- その長さがない場合は、半分の86cmを2枚にする。
- 2枚をつなぐ場合は袋縫いにする。
- 両端を5mmの三つ折りにし、絹の手縫い糸でまつる。
- 全体にアイロンをあてて完成。
※表に出る針目をできるだけ小さくする。
シルクストールの巻き方とアレンジ
動画では3本作っています。
1本での巻き方紹介

- ワンループ巻き:ストールを二つ折りにして首にかけ、一方の端を輪に通す
- ミラノ巻き:顔回りにボリュームが出る
2本での巻き方紹介

2本を重ねてミラノ巻きにしました。
紫と白、赤と白、紫と赤の3つの組み合わせにしました。
2本を重ねると、とても暖かく感じます。
またボリュームが出て、秋冬の風対策や防寒にもなります。
ミラノ巻きはおすすめ

ミラノ巻きはとても簡単な巻き方なのに手が込んで見えます。
ほどけにくく風に強い、首元にボリュームが出て小顔効果もありそうです。
また、結び目を調整したり、ストールの通し方を変えたりすることで、表情を豊かにアレンジでき、とてもおすすめの巻き方です。
シルクストールの重さ

ひとつの重量は、なんと500グラム前後、胴裏は400g以下。

シルクの糸は細く、生地がとても軽いです。
また小さくたためるのもシルクストールの良さです。
バッグに入れてもかさばりません。
シルクストールのメリット、よいところ

とても軽いので、身に着けることで肩が凝ることもストレスを感じることもありません。
絹の光沢とドレープで、フォーマルにもいいですし、シャツやブラウスにもこれ一枚で格上げになるでしょう。
カジュアルな装いにアクセントとして使うここともできますね。
敏感になりがちな、大人の肌にも優しいのが特長です。
一枚で、春夏秋、2枚重ねて秋冬に。
フリンジなしで十分に、世界で一つだけ、自分だけのおしゃれが、気軽にできます。
リメイクの使い道に困っている、着物の裏地が、ステキなストールに変身しますよ。
還暦祝い、古希祝のプレゼントに
シルクのストールは、還暦祝いや古希祝いにもよくプレゼントで利用されるようです。
美しい光沢と滑らかな肌触り、上品さを兼ね備えており、女性にとても好まれているようです。
商品のシルクストールはフリンジ付きですが、フリンジがなくても十分にエレガントな輝きを放ちます。
着物の薄い絹生地には、透かし模様がはいっていたり、日本独自の古典柄が描かれていたりと、その価値は日本人の私たちこそよくわかるのではと思います。
実際つけてみると、濃い色でも派手さはあまり感じません。
薄いグレーや薄緑色、クリーム色などがあれば、また作っておしゃれのバリエーションを増やしていきたいと思います。
手作りも、きっとプレゼントに喜ばれると思います。



コメント