老眼鏡は、60代の私になくてはならないもの、毎日お世話になるものです。
眼鏡をかけ始めたのは近眼になった中学生のときからですから、長い付き合いです。
これまではバッグにいれて持ち運ぶことも多かったので、ハードケースを利用していました。
でも最近では家にいる時間も長くなり、テーブルの上にケースごと置くことも増えてきたのでソフトタイプのメガネケースが欲しくなってきました。
友達に聞くと、家の中ではソフトケースの方が出し入れしやすいのでソフトケースを主に使っているそうです。
1日に何度も出し入れする大切なメガネを、守ってくれるケースを作ってみました。
吊るしたり首にかけたりできるよう、紐やストラップをとりつけられるDカンをつけました。
縫い目がでないソフトメガネケース・老眼鏡入れ
見ていてほっとするような生地でと思い、着物柄和柄を選びました。
今回の柄はアンティークな菊の柄です。
昭和30年代頃には亡き母が着物として着ていたもので、生地そのものが劣化しているような年代ものです。
柄がとてもシックで大胆、これを着物として着ることは難しいので、ケースの本体の布として活用します。
着物柄の縫い目がでないソフトメガネケースの作り方
赤い菊の模様の柄は、着物の長襦袢に使われる生地です。
作り方の説明はこの布を使います。
<必要なもの>
- 表布:縦20cm 横18cm 1枚
- 裏布:縦20cm 横18cm 1枚
- 接着芯:表布と同サイズ1枚(薄手のもの)
- キルト芯:表布と同サイズ1枚
- タブ:とで5cm 横6cm 表布と同じ1枚
- D カン:15mm1個
※絹の布の場合は補強のため接着芯をはります
<作り方>
- 表布に接着芯とキルト芯を貼る
- タブを1/4幅に折り周囲にミシンをかける
- 2枚を中表に合わせ芯の方にカーブを描く
- カーブは左上から右へ 5cm 下へ 5センチ 入ったところを結ぶ。もう1つのカーブは右上の角から 左へ 1cmと下へ 1cmのところを結ぶ
- 右上の角から 5cm下に印をつける
- 表生地の中心をカットして目印をつける
- 表生地の表側を出して、中心から1cm 左側に縫い代 1cm でタブをつける(Dカンをつける)
- 2枚一緒にカーブを切り落とす
- 裏側から、上から5cm の縫い止まりのところまで1cm の縫い代を描く
- 中心から縫い止まりまでを縫う
- 今ぬったところの縫い代を5mm 落とす
- カーブのところは細かくカットを入れる
- 表に返してアイロンをあてる
- 表同士裏同士中表にして、裏生地にあけ口 6cmを取り、1cm の縫い代で縫う(内側の布の縫い代を2ミリほど多くとるとおさまりがよくなる)
- 縫い代の四隅をカットする
- 縫い代は 表側を0.5cm にカットして アイロンで割る、裏側の縫い代は底を片方 0.5cmにして倒す
- 返し口から表に返す
- 整えたら返し口を縫う
- を中に入れて形を整える(アイロンを当てる時は押しつぶさないようにする)
※吊るしたい場合は紐を別途用意してください、共布でもいいですし、ストラップなどでも。
紐を作成する場合は、幅5cmで長さは好みの長さに。首からぶらさげたい場合はその長さにしてください。
アンティーク着物から作る縫い目が出ないソフト眼鏡ケース
昭和30年頃に作られた着物の生地(アンティーク着物)でソフトメガネケースを作りましたが、生地がずいぶん劣化していました。
引っ張ると破れてしまうことがあるので、接着芯を必ず貼って、タブにも接着芯を貼ってから縫う方が安心です。
アンティーク着物の柄は大きいものが多いので、前面に見える柄をどこにしようかと考えるのは楽しいものです。
今回ソフトメガネケースにリメイク、アップサイクルできてまたその柄を身近に見ることができてよかったと感じています。
アンティークの着物や和柄は素敵なものが多いので、小物としてその色柄を活用する使い道をこれからも考えていきたいと思います。
ベランダの園芸・種から芽が出てきた
夏みかんと綿の種から目が出てきた
夏みかんの種を無造作に小さな鉢に入れておいたところ、芽が出てきました。
どれだけの種をその鉢に入れたかは忘れてしまいましたが、なんと数えてみると20個以上出てきました。
最初は小さな針のような芽、これが夏みかんの芽なのですね。
初めてのことなので双葉より先に針が出てくるということに驚きました。
これまでも柿やみかんを育ててみたいなと思い、気まぐれに種をまいたことがありましたが、育ったためしがありません。
今度も放り込むようにまいて、目印だけつけておいたところ、3週間ほど経って小さな芽が出て、双葉の色が濃くなってきました。
密集しているので植え替えをしました。
これも初めてやる作業なので、うまく根付いてくれるかどうかは分かりませんが、うちのベランダの環境で育ってくれるのを見守りたいです。
種から植物が育つのを目の当たりにするというのは小さな感動があります。
咲いている花をきれいと言って眺めるのも好きですが、小さな芽を出しゆっくりと育っていく姿は、小さな子供の成長をみるようで楽しみです。
昨年育った綿の種を取り植えたものも、芽を出しそろそろ四つ葉になります。
同じように少し大きな鉢に分けて移し替えました。
種は雲のようなふんわりした綿に包まれています。
綿は飾りとして販売されていることもあり、リースとして飾りにしてみるのもいいかなと想像しています。
おやつに練らないわらび餅を作る
老眼鏡のソフトメガネケースを作っている時に、祖母や母のことを思い出しました。
祖母も母も私が子供の頃に亡くなったので、日常の細かいことを教わった記憶がありません。
昔は日常で、和菓子を作るのは当たり前だったかもしれません。
私が子供を育てていた頃は、行事のときは和菓子を買い、よく祝ったものです、
そしてたまに、和菓子を自分でつくってみたこともありました。
その中でよく作ったのがわらび餅です。
がわらび餅は、練るのに時間がかかり、腱鞘炎がまだうずく腕なので、あの練る作業がつらくなります。
そこでもっと手間がかからない作り方はないものかと思ってレシピを調べてみたところ、
わらび粉でなく片栗粉を使う方法で、本物そっくりのわらび餅ができるということが分かりやってみました。
電子レンジを使うことでより手間を省いたレシピで、考案してくださった料理研究家の方たちに感謝します。
<練らないわらび餅の作り方>
- 片栗粉 50g
- 砂糖 30g
- 水200ml
片栗粉と砂糖をよく混ぜ合わせ、その後水を流し入れよく溶かしなじませる。
- 500 W のレンジで1分加熱し、素早く混ぜ合わせる
- 500 w で30秒 加熱し再び混ぜ合わせる
- 500 w で30秒 加熱しすぐに混ぜる、持ち上げると伸びるようになればOK、まだであればさらに加熱を加える
- タッパーに流し入れヘラで平になじませる
- 冷蔵庫で3時間冷ます
※このレシピで、私が使った片栗粉では30秒を3回行いました。
本物そっくりの粘りは出ませんでしたが、つるんとした出来栄えはやや寒天に似たような信玄餅に似たようなわらび餅になりました。
きなこ 30g と砂糖10g を混ぜて 絡めました。
黒蜜は、黒砂糖50g 砂糖50g 水100gの割合で鍋に入れて、中火にかけます。
潰すように混ぜて、煮立ったらアクを取り除いて弱火の中火でとろみが出るまで数分煮詰めます。
粗熱を取って出来上がりです。
やや硬めの寒天のようなできあがりでしたが、つるんとした舌ざわりが初夏にぴったりで、きな粉と黒蜜のペアは山梨県の信玄餅を思い出すような同じ味でした。
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