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シルクでネックカバー/首 のどを冷えと乾燥から守る/二種類紹介/着物裏地リメイク

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク 動画日記

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク

紅葉が鮮やかに染まり、空気が乾燥してきましたね。

今回の着物リメイクは、、薄くて柔らかいシルク(絹)の生地でネックカバーを作りました。

シルクのネックカバーは、ふんわりと軽くて暖かく、動きの激しい首やのどを、秋冬の乾燥した空気から守ってくれます。

使ったのは着物の裏地の、胴裏と羽織の裏地、そして長襦袢で、ごく薄い絹生地です。

これらは表生地のような艶やかさがないため、着物リメイク後の使い道があまり見つかりませんでした。

ですがネックカバーにしたところ、乾燥予防や保温はもとより、シルクならではの肌触りが心地よく、デリケートなお肌にぴったりです。

スカーフやストールをまくより手早く、軽いのにすっぽりと首を覆うことができ、家の中でも屋外でも、手放せなくなるアイテムの一つになりました。

作り方はとても簡単で、二回縫うだけ。

好みの色柄を配置すれば、おしゃれアイテムとしても活用できるかと思います。

二種類紹介します、いずれも同じサイズの生地(ハギレ)でできます。

まずは、きれいなドレープがでる、ネックウォーマーから。

5分でできる絹シルクのネックウォーマー・着物リメイク

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク 羽織裏地

シルクのネックウォーマー・必要な材料

  1. 表生地(胴裏または八掛など):着物生地の幅で72cmを2枚

※胴裏、八掛、長襦袢、帯揚げなど、薄手でやわらかいシルクで作ります。

ドレープがきれいな、ピン止めタイプのネックウォーマー

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク

 

 

ネックウォーマーを「かぶる」ことで髪がみだれたり、眼鏡をはずしたりという手間がかかるのを避けたい。

そんな方は、周囲を縫うだけの、クルミボタンつきのネックウォーマーが首元を乾燥から守ってくれます。

かぶらないシルクのネックウォーマー・クルミボタン付き・作り方

<材料>

  • 着物の幅で72cmの長さの生地を2枚(ゆるめにできあがります)

<作り方>

中表にして、返し口を10cmあけて、周囲を1cm縫い代で縫います。

表に返して、角を整え、返し口を縫い閉じます。

クルミボタンを二つ作り、一つは半分幅に折ってから飾りにします。

半分幅にして首にまいたら、もう一つのクルミボタンにつけた安全ピンでとめます。

安全ピンをつけるとき、飾りボタンの下に隠すようにつけるとピンが目立ちません。

生地の端は少しずらすと、おしゃれ感がでて見栄えが良いかと思います。

安全ピンの代わりに、手持ちのブローチをつけてもいいかもしれません(ただし軽いもの)。

このままでもいいですし、この上にコートを羽織れば、首元を明るく飾ることができます。

シルクのネックウォーマー(かぶるタイプ)・作り方

ネックウォーマー 羽織 裏地 着物リメイク

女性の頭の周囲は、54~57cmくらいとされています。

私の頭囲は55cmで、帽子は57~57.5cmをかぶります。

このネックウォーマーは、かぶるタイプで、伸縮しないので、余裕を持たせた出来上がりサイズになっています。

こちらは3回縫うだけでとても簡単に出来上がります。

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク 羽織裏地

<材料>

  • 着物の幅で72cmの長さの生地を2枚(ゆるめにできあがります)
  1. 中表にして長辺の方の二辺を、縫い代1cmで縫い合わせる。
  2. 短い辺を中表に合わせて、1cm縫い代で縫う、そのとき返し口を10cmあけておく。
  3. 返し口から表に返して、口を閉じて完成。

※動画ではミシンで縫っていますが、手縫いで絹の手縫い糸を使うと仕上がりがさらにきれいです。

別の色柄生地をつなぎ合わせるとき

ネックウォーマー 着物リメイク 胴裏 羽織裏地

別の生地をつなぎ合わせて作ると、よりおしゃれな印象になります。

合わせる生地は、やはりやわらかく薄手のものがよいです。

薄くやわらかい生地は、ドレープが出やすく、光を反射しやすくエレガントな雰囲気になります。

1cmの縫い代で縫い合わせ、縫い代は色の濃い方に倒します。

全体で72cmを2枚にしてから、上記の方法で縫いすすめます。

ここでは、胴裏(白くてやわらかい羽二重)と柔らかい羽織の裏生地(黄緑色)をつなぎ合わせています。

シックなセーターなどに首に付ける場合は、鮮やかな色柄のものでおしゃれを楽しめます。

シルク(絹)が肌によいといわれる理由

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク

シルク(絹)が肌に良いといわれる理由はいくつもあります。以下に、科学的・素材的な観点からまとめます。

シルクが肌に良いといわれる理由

 ① 人の肌に近い「アミノ酸構成」であること

シルクの主成分は「フィブロイン」と呼ばれるたんぱく質です。

このフィブロインは、人の皮膚や髪と同じ18種類のアミノ酸からできています。

そのため、肌に触れても刺激が少なく、まるで“第二の皮膚”のように自然に馴染みます。

 ② 保湿効果が高い

シルクには吸湿性と放湿性の両方があります。

乾燥した空気中では水分を吸収し、湿気が多いときは放出して、肌の水分バランスを保ちやすくします。

 肌の乾燥やカサつきを防ぎ、しっとりした感触を与えます。

③ 静電気が起きにくい

シルクは天然のたんぱく質繊維のため、化学繊維のように静電気をため込みません。

その結果、ほこりや花粉が付きにくく、肌トラブルを起こしにくいという特徴があります。

④ 抗菌・防臭性がある

シルクの繊維に含まれる「セリシン」には、抗菌作用やUVカット効果があるといわれています。

汗をかいても臭いがこもりにくく、敏感肌の方でも清潔に保ちやすい素材です。

⑤ 肌への摩擦が非常に少ない

シルクの繊維表面は非常に滑らかで、摩擦係数が低いため、**肌への刺激が最小限。

そのため、寝具・下着・スカーフなど、肌が直接触れる製品に最適です。

特に就寝中の「枕カバー」や「ナイトキャップ」に使うと、肌や髪のダメージを防ぎます。

⑥ 温度調節機能がある

シルクは繊維の中に微細な空気層を含み、冬は暖かく、夏は涼しいという天然の調温効果を持っています。

肌を常に快適な状態に保ってくれるのも大きな魅力です。

まとめると、

シルクは「肌と同じたんぱく質でできた天然の保湿繊維」。

その優しさと機能性は、まるで“肌が喜ぶ布”のようです。

シルクでネックカバー/首 のどを冷えと乾燥から守る/二種類紹介/着物裏地リメイク・まとめ

ネックウォーマー 長襦袢 着物リメイク

着物の裏地の、やわらかく薄い絹(シルク)を使って、ネックカバーを二種類紹介しました。

つけるだけ、かぶるだけですし、作り方はいたって簡単。

薄いのにゆったりとした質感とともに、首周りがとても暖かくなります。

シルクは本当にすぐれた繊維ですね、リメイクして裏生地を生かして身につけることで、保温や乾燥対策、肌をまもることができるのですものね。

動画日記
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キラコ よしえ

美容健康暮らしのライター。公務員として福祉行政に従事、退職後、着付け師範、着物着付け教室主宰、独自二部式着物考案で雑誌掲載、女性アパレル商品監修など。 温泉好きで温泉ソムリエ資格取得。園芸好き。子供3人の子育て経験。夫婦でドライブ温泉旅行好き。

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