数珠入れを正絹の着物からリメイクしました。
友達が数珠入れを新しくしたいと話していたのを思い出し、形見分けで持っていた着物をほどいて作りました。
リメイクするにあたり、数珠入れについて詳しく調べてみたところ、数珠入れは主に弔事に使うものであるけれど、慶事にも使うことがある。
また畳の上に置くときは、数珠入れを座布団のようにして置くもので、そのため数珠入れは綿がはいっていてふんわりとした形状のものである、ということがわかりました。
昔は畳の部屋が多く、お寺での法要などでも畳敷きで座ります。
現代では生活様式が変わったので、数珠入れもすっきりとした厚みなのない入れ物ばかり見かけます。
今回数珠入れを作るにあたり、以前のような座布団のようになる数珠入れを作ってみたいと思いました。
綿のかわりにキルト芯ですが、ふんわり柔らかで、数珠を守ることができ、昔ながらのしきたりのある場所でも、マナーにそうと思います。
一般的に使われる略式の数珠が入る大きさで、正絹の着物生地で作りました。
綿(キルト芯)入りの座布団のような数珠入れ・作り方
畳の間で法事などを行う際、数珠入れを座布団に見立てて数珠を置くのがマナーとなっています。
綿の代わりにキルト芯をいれてふっくらとさせ、座布団のような役割もできるようにしています。
また衝撃から数珠を守ることができます。
留め具はあえてなくし、出し入れがスムーズになるようにしました。
ふっくらした数珠入れ(念珠入れ)の作り方
数珠入れを座布団のようなふっくらしたものにするため、キルト芯を入れます。
弔事のときに使う目的とし、おめでたい柄はさけ、生地の色柄は落ち着いた色と柄で作っていきます。
<できあがりサイズと特徴>
- 縦10cm、横15cm
- 留め具なし
- ふたあり
<ふっくらした数珠入れ・用意するもの>
- 正絹の生地:縦23cm×横32cmを1枚
- 裏地:木綿などなんでもよい、縦23cm×横32cmを1枚
- 接着芯:縦20cm×横30cmを1枚
- キルト芯:縦8cm×横13cmを1枚
<作り方詳細と手順>
- 表生地の裏に薄い接着芯をはる
- キルト芯2枚をその上にはる、下から2センチ・脇から2センチの位置に。
- 上の開口部を2cm折りアイロンをあてる
- 表生地を中表にして、あいている2辺を縫い代1cmで縫う
- 角をハサミでおとし、縫い代をたおす(動画では角にカーブをつけています)
- 表に返す
- 裏生地も同じように開口部を2cm折り、中表にして空いている2辺を1cm縫い代でぬう(縫い代は1.2~1.3cmとする)
- 裏生地の縫い代を5ミリおとして、角を斜めに切り落とし、縫い代を倒す(表生地と反対になるように倒す)
- 裏生地を表生地の内側にいれて、開口部を裏地を少し控えて縫い合わせる
以上で完成です。
※底の角に丸みをつけてもよい
※手縫いでもできます、開口部を閉じるときは正絹なので手縫いの方が仕上がりがきれいです
冷やしみたらし団子作り・ひんやりモチモチ
ひんやりとしたみたらし団子を作りおやつにしました。
近頃ではコンビニでも見かけるようになった冷やしみたらし団子。
カップに入っていれば食べやすくてお手頃な和のスイーツですね。
絹豆腐を入れるレシピで、団子のもちもち感が一層引き立ちます。
数珠入れを作るきっかけになった友人と昔、旅行にいったときに食べたみたらし団子を、気温の高い今に合わせて、冷やしみたらし団子にしました。
冷やしみたらし団子作り方
<材料>
- 白玉粉100g
- 絹豆腐 130g
- 水 120ml
- 醤油大さじ2.5
- 砂糖大さじ3
- みりん大さじ1/2
- 片栗粉大さじ1
<詳しい作り方>
- 水以下のものを全部鍋に入れ火をかけずにまず混ぜる・片栗粉のダマがなくなるまで
- 中火でゴムベラなどを使いよく混ぜる
- ふつふつしてきたら弱火にし約2分ほどして透明になったら、ボールに移し粗熱を取る
- ラップをかけて冷蔵庫へ入れ冷ます
- 白玉粉と豆腐を練りながら混ぜる、豆腐は最初 100g ぐらい入れて1分ほど混ぜ 様子を見て足していく、目安は手に生地がつかないくらいになるまで
- バットにラップを敷いて丸めた団子を置く、直径1.5cm くらいで19から20個できる
- 鍋に水を沸騰させ、一度丸め直してお湯の中に入れる
- 浮かび上がってきてから約2分そのままにて冷水にとる
- そのまま5分間冷やし、水を切って盛り付けする
- 冷えたタレをかけていただきます
甘さ控えめなので、甘党の方は砂糖の量を増やしてください。
もちもちと歯ごたえの良いお団子で、ひんやりとしたタレが暑くなってきた季節にぴったりです。
ガラスの容器に入れると見た目も涼しくなります。
冷やしみたらし団子は食事?それともスイーツ?
セブンイレブンのみたらし団子を食べた時に思ったんですが甘味よりも醤油系の味が強かったように思います。
歯ごたえは柔らかめですっと噛み切れる感じ。
みたらし団子なので、団子を目的に食べたいときにいいかと思います。
セブンイレブンのものは、材料の最初の上新粉とあり、上新粉はうるち米を粉にしたもので、まさにお団子そのものの歯切れのよい食感に。
甘いものを求めてではなく、小腹がすいたときに向いているようです。
今回のレシピは、白玉粉(もち米の粉)を使い、上新粉はつかっていません。
そのため餅のようなモチモチ感が際立っています。
絹の豆腐をいれることで、餅の粘りを減らしつつ、噛み応えをだしているのではと思います。
いつものように夫とおやつにいただきました。
かなりボリュームを感じる、甘みをおさえたお団子となり、好評でした。
ふっくら数珠入れ/絹着物リメイク/形見分け・冷やしみたらし団子作り・まとめ
着物の生地で数珠入れを新しくしました。昔ながらの数珠入れは入れ物を数珠の座布団として使うため綿を入れてふっくらさせていました。
それに並び今回はキルト芯を入れて本体をふっくらとさせてみました。
筒型として留め具をつけずシンプルな形にしましたが、使い勝手はいいと思います。
今回の数珠入れは友達が、数珠入れを新しくしたいと言っていたことを思い出し、自分の分も合わせて作りお友達にもプレゼントします。
そのお友達とは学生時代以来の長い付き合いで、学生の頃一緒に旅行をした際のみたらし団子を思い出し、6月中旬の今の気候に合わせ冷やしたみたらし団子を作ることにしました。
白玉粉に絹豆腐を混ぜ込むことによって、とてももっちりとした美味しいお団子が出来上がりました。
暑くなってきたので冷たいおやつや飲み物が美味しいと感じるようになってきました。
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