ベテランの園芸家さんから、初心者向けの4月に植えるとよい野菜と花について聞きました。
何年もベランダで、プランターで花苗を育てたり、野菜を育てたりしてきましたが、その都度その都度の行き当たりばったりで、まだ初心者の域を出ていません。
そこで今年こそは、ベランダを花でいっぱいにしようそして、野菜も育てたいということで、専門家の意見を参考にして、それに合わせて自分の望む家庭菜園にしていきます。
今回は春のベランダ園芸の二回目で、まずはノースポールを植えるところから。
花壇を彩るノースポールを鉢植えに
ノースポールをケースで購入したので、鉢に植え替えました。
寄せ植えっぽくしたものもあります。
ノースポールの花の期間は3~5月で、どんどん花が咲いて楽しませてくれます。
私のベランダ花壇では周囲を彩る形で鉢を並べていくつもりです。
ノースポールの花の大きさ、花の期間
ノースポールの花の大きさや花の大きさなど特徴は、
- 一般的に、直径3cm~5cm程度の比較的小さな花を咲かせます。
- マーガレットによく似た花姿ですが、マーガレットよりも一回り小さい。
- 中心が鮮やかな黄色で、花びらは純真な白色をしており、コントラストが美しいのが特徴です。
ノースポールの花の期間は、
- 非常に花期が長く、一般的に12月頃から5月頃まで楽しめます。
- 秋に種をまいた場合は、冬の間も少ないながら花を咲かせ、春になると株いっぱいにたくさんの花を咲かせます。
- こまめに花がら摘みをすることで、より長く花を楽しむことができます。
ノースポールの花の特徴は、
- キク科の一年草で、株はよく枝分かれしてボール状に茂ります。
- 花つきが非常に良く、最盛期には株全体が白い花で覆われるほどたくさんの花を咲かせます。
- 寒さに比較的強く、暖地では戸外で冬越しも可能です。
- 見た目の可愛らしさと育てやすさから、冬のガーデニングの定番として人気があります。
- 花言葉には「誠実」「高潔」「冬の足音」などがあります。
ペチュニアの横に出てきた白い桔梗の新芽・植え替え
冬の間姿を消していた白い桔梗ですが、新芽が出てきました。
多年草なので鉢をそのままにしておいたところ、隣の旺盛なペチュニアが覆いかぶさって見えていませんでしたが、やわらかい新芽が伸びてきました。
初々しい柔らかな芽です。
このままではペチュニアにつぶされてしまうかもしれず、植え替えをしてみます。
桔梗の新芽を根を傷めないように掘り起こすようにして、別の鉢に移しました。
また調べてみたら、ペチュニアは挿し木ができるようです。
発根率もよさそうなので、発根材をいれた水に、上から10センチくらいのところで切って挿し木を試します。
ペチュニアの挿し木、発根率がよくなる方法
ペチュニアの挿し木は比較的成功率が高く、初心者にもおすすめということでした。
発根率を高めるための挿し木の方法と時期、その他のポイントは以下のようです。
挿し木の適期
- 4月~7月、または9月~10月が適しています。
- ペチュニアの生育適温は20~25℃なので、気温を目安にすると良いでしょう。真夏(30℃以上)は避けてください。
- 切り戻し(剪定)と合わせて行うのも効率的です。
挿し穂の準備
- 元気な親株から、新芽または茎を7cmほどの長さに切ります。
- 切り取った茎(挿し穂)の上の方の葉を4~5枚残し、下の葉はすべて取り除きます。
- 葉が大きい場合は、蒸散を防ぐために半分に切っておくと良いでしょう。
- 切り口を清潔なハサミやカッターで斜めにカットすると、吸水面積が広がり発根しやすくなります。
- 切り口を1~2時間ほど水につけて吸水させます。この時、発根促進剤を薄めた水に浸すと、さらに発根率が上がります。
挿し方
- 育苗ポットに、肥料分の入っていない挿し木用の土、または赤玉土などの単用土を9割ほど入れ、十分に湿らせておきます。
- 割り箸などの細い棒で、深さ2~3cmほどの穴を数カ所あけます。
- 挿し穂を穴に優しく挿し、土を軽く寄せて安定させます。
- 粉末タイプの発根促進剤を使用する場合は、このタイミングで切り口に塗布してから挿します。
挿し木後の管理
- 挿し木後は、明るい日陰または半日陰で管理します。直射日光は避けましょう。
- 土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。底面給水も有効です。
- 土が乾燥しないように注意し、時々霧吹きで葉に水をかけて保湿するのも良いでしょう。
- 新芽が出てきたら、発根のサインです。
- 約1ヶ月ほどで根がしっかりと張るので、その後、鉢やプランターに植え替えます。
発根率を高めるためのポイント
- 清潔な道具を使う: ハサミやカッターは消毒するか、アルコールで拭いてから使用し、雑菌の繁殖を防ぎます。
- 発根促進剤の利用: ルートンなどの発根促進剤を使用すると、根の発生が促されやすくなります。
- 適切な水やり: 乾燥しすぎず、過湿にならないように注意します。
- 風通しの良い場所で管理: 蒸れを防ぎ、病気のリスクを減らします。
いくつかのポイントに注意すれば、ペチュニアの挿し木の発根率を高めることができるということです。
試した後、また報告したいと思います。
園芸家に聞く・4月に植えると良い初心者向けの野菜の苗
おすすめの順番は、
- ミニトマト
- 落花生
- きゅうり
- 枝豆
- なす
という順番です。
いずれも手間がかからず初心者でも育てやすい、また実をつけやすい野菜です。
ただ枝豆は苗を植え替えると育ちにくいため、種から植えるのが良いそうです。
4月に種まきすると良い、極上のお花についても調べました。
野菜の苗は上記のいずれも4月の下旬から5月の上旬にかけて植えるのが良いようで(中部地方)、4月上旬の現在はまだ少し早いので、
育てやすいと聞く3月から4月に種をまく、20日大根(ラディッシュ)に挑戦してみることにしました。
また鉢がもう一つ空いているので本格的な野菜苗を植える前に、こちらも育てやすいと聞いていた葉大根を植えてみることにします。
20日大根は収穫まで30日ほど、和太鼓も30日間40日で成長するそうで、どちらも育てやすいということも園芸家の方がおっしゃっていました。
赤丸はつか大根の種まき
プランターで30日くらいで作れるとされる、赤丸二十日大根の種まきを4月7日にします。
赤丸二十日大根は、表皮が鮮紅色で内部は純白になる20日大根。
プランターなどでも簡単に作れるまた肉質は緻密で風味が良いと書かれています。
食べ方はサラダや浅漬けに美味しいとのことです。
植え方は深さ1センチほどのまき溝をつけ、種を薄く条まきにして、土をかぶせ軽く押さえます。
葉が重なられないように間引きし、本場が3枚の頃に株間が6~7cm になるようにします。
間引き後に追肥と土寄せをします。
春秋なら種をまいてから30日から40日で収穫となる予定です。
根径が2~3センチになった頃が収穫の時期。
種をまいて土をおおい、優しく水やりするところまでまずやってみます。
はつか大根は直播きする
はつか大根の種は、土に植える前に水に浸す必要はありません。
むしろ、はつか大根の種は水に浸すと、表面がぬるぬるになり、かえって扱いづらくなります。また、過剰な水分は種が呼吸できなくなる原因にもなりかねません。
種まきの際は、直接土にまき、適度な水分を保つようにするのがよいです。
もし、発芽を少しでも早くしたいというご希望があれば、種まき前に数時間程度、湿らせたキッチンペーパーなどに挟んでおく方法もありますが、必須ではありません。
はつか大根のおいしい食べ方
はつか大根はおいしいですよね。サラダでもっぱらいただいていましたが、色々な調理法に使ってみたいと思います。
まずはシンプルに!生で
- サラダ: 新鮮なはつか大根は、シャキシャキとした食感とピリッとした辛みが魅力です。薄切りやスティック状にして、そのままサラダに加えるのが一番手軽でおすすめです。葉も柔らかければ、刻んで一緒に混ぜると彩りも栄養もアップします。
- 浅漬け: 塩もみして軽く水気を絞るだけでもおいしいですが、昆布や唐辛子、お酢などを加えて浅漬けにすると、日持ちもして箸休めにもぴったりです。
- バーニャカウダやディップ: 生のまま、味噌マヨネーズやバーニャカウダソースなど、お好みのディップソースにつけて食べるのも、素材の味を楽しめる良い方法です。
加熱してもおいしい!
- 炒め物: 薄切りにして、ベーコンやきのこなどと一緒に炒めると、辛みが和らぎ、甘みが出てきます。葉も一緒に炒めると無駄がありません。
- スープ: スライスしたり、 ছোট করে切ったりして、味噌汁やコンソメスープの具材にするのも美味しいです。加熱することで、また違った食感が楽しめます。葉も刻んで加えれば風味も増します。
- グリルやロースト: 半分に切ってオリーブオイルと塩胡椒でシンプルにグリルやローストすると、甘みが凝縮されて香ばしくなります。他の野菜と一緒にオーブンに入れるのも手軽でおすすめです。
ちょっとおしゃれに!
- ピクルス: 甘酢漬けにすると、鮮やかなピンク色が映えて見た目も楽しめます。作り置きもできるので便利です。
- 飾り切り: カメの形や花形に飾り切りして、お料理のアクセントにするのも素敵です。
葉も栄養満点なので、捨てずに炒め物やスープ、お味噌汁の具材などにして、ぜひ丸ごと味わえます。
葉だいこんの種まき
初心者でも育てるのが簡単と言われる葉大根にも挑戦してみます。
プランターでも30日程度で収穫できるということなのです。
生育する力は旺盛で歯は濃い緑色をしています。
育ちが早くプランター栽培にも向いています。
歯は柔らかく油炒めやおひたしにぴったりです。
深さ1センチほどのまき溝をつけ、種を薄く条まきにします。
土でおおい軽く押さえます。
葉が重ならないように間引いて本場が5から6枚の頃に、株の間が7~8cm になるようにします。
最後の間引き後に、列の間に追肥を施します。
草丈が 15から20cm くらいに育った頃に、株元から抜き取って収穫します。
葉だいこんの種はじかまきする
葉大根の種も、はつか大根と同様に、直接土にまくのが基本です。
水に浸す必要はありません。むしろ、浸すことで種が傷んだり、発芽に必要な酸素が不足したりする可能性があります。
葉大根の種まきで大切なのは、以下の点です。
- 適切な時期: 葉大根の種まき時期は、一般的に春と秋です。お住まいの地域の気候に合わせて種まき時期を確認しましょう。
- 水はけの良い土: 水はけの悪い土だと、種が腐りやすくなります。
- 適度な深さ: 種袋に記載されている深さを守ってまきましょう。一般的には、種の2~3倍の深さが目安です。
- 発芽までの水やり: 土の表面が乾かないように、優しく水やりをします。
もし、発芽を少しでも早くしたいという場合は、はつか大根と同様に、種まき前に湿らせたキッチンペーパーなどに数時間挟んでおく方法も考えられますが、必須ではありません。
基本的には、直接土にまいて、適切な水やりをすることで十分に発芽となります。
葉だいこんのおいしい食べ方
葉大根はシャキシャキとした食感と、ほんのりとした苦味が美味しい野菜ですね。
色々な食べ方があるので、いくつかおすすめを紹介します。
定番のおいしさはこれ!
- おひたし: 茹でて水にさらし、醤油やだし醤油でシンプルにいただくのが一番定番ですね。かつお節やごまをかけると風味が増します。
- 味噌汁の具: 葉の部分を刻んで、お味噌汁の具にするのも手軽でおすすめです。油揚げや豆腐などと一緒に煮込むと美味しいです。
- 炒め物: 豚肉や油揚げと一緒に炒めると、ご飯が進む一品になります。ニンニクや唐辛子で風味を加えても美味しいです。
- 漬物: 浅漬けや古漬けにしても、独特の風味が楽しめます。塩漬けだけでも美味しいですし、醤油や昆布、唐辛子などを加えても風味豊かに仕上がります。
ご飯がすすむ調理法!
- ふりかけ: 細かく刻んで、じゃこやごま、醤油、みりんなどで炒り煮にすると、自家製ふりかけになります。ご飯のお供にぴったりです。
- 混ぜご飯: 茹でて刻んだ葉大根を、炊き立てのご飯に混ぜ込むのも美味しいです。ちりめんじゃこや刻んだ油揚げ、ごまなどを加えても良いですね。
風味豊かにいただくときは!
- 和え物: 茹でて水気を絞った葉大根を、ごま和えや酢味噌和えにするのも美味しいです。人参やきゅうりなど、他の野菜と合わせても良いですね。
- かき揚げ: 他の野菜やエビなどと一緒に、かき揚げにするのも香ばしくて美味しいです。
ちょっと意外な食べ方もあり!
- チヂミ: 刻んだ葉大根をチヂミの生地に混ぜ込むと、風味と食感がプラスされて美味しいです。
- パスタ: 細かく刻んだ葉大根を、ベーコンやきのこなどと一緒に炒めて、パスタソースにするのも意外な美味しさです。
葉大根は、根の部分とはまた違った風味と食感が楽しめますよね。
今年はたくさん収穫して、いろいろな食べ方を楽しみたいと思います。
本日のベランダランチ
今日はひじきや梅干し、クルミが入ったおにぎりと、干し大根と人参の煮物、スナップエンドウの蒸し物、漬物です。
遅くなったので、とてもお腹がすきおいしくいただきました。
園芸家に聞く・初心者におすすめの4月に種まきするとよい極上の花
種から育てるのにおすすめの、4月の美しい花を園芸家の方から教えてもらいました。
種から育てると非常に得するとその方はおっしゃって紹介していました。
苗を買ってもかなりのお値段になる花たちです。
- ニチニチソウのタトウシリーズ(20粒400円)
- マリーゴールド・ホワイトゴールドマックス(550円)ファイアーボール(550円)(1袋で10ポットできるでしょう)
- サルビア・ブルーサルビア、ストラータ(50粒 500円)
- ペチュニア・よく咲くペチュニアIQ ミックス(ボリュームが非常に大きくなる)、ブルームーン、ラテリーナイエロー
- 唐辛子観賞用・オニキスシリーズ(種まきは5月からが良い)
- 百日草ジニア・プロフュージョンミックス(ダブルミックス)非常に強い、花がらを積まなくても良いほど次から次へと開花する
- 金連花、ザハラシリーズ(暑さに強い、短期間に花をつける)
種のお値段は比較的高価ですが、お花で買うよりはとてもコスパが良い。
いずれも育てやすく非常に美しい花をつけるということで以上の花たちが紹介されていました。
種の袋のパッケージを見るだけで、その花の豪華さ華やかさがわかるので、4月の中旬から下旬になったら、種まきに挑戦してみたいと思います。
ベランダで使いたい、和風のコースターとランチョンマット作り
◆コースター4枚
前回アンティークの羽織を利用したクッションカバーを作ったのでその同じ生地を活用してコースターとランチョンマットを作りました。
◆ランチョンマット2枚
羽織の襟を解くと2m 40cm ほどの長さになり、傷んだところはなかったので、模様の形を活かしながら手作りしてみました。
コースターはクッションカバーの時と同様に、アンティーク時代の茶色の菊の柄を併用して生地を入れ違いにしたりするなどして作りました。
またランチョンマットは四隅に緑色の絹の光沢を持ってきて、中ほどに柄を大きく配置してみました。
個人的にはとても気に入り、ベランダでお昼ご飯を食べたりお茶をする時にきっと合うんじゃないかと思います。
ベランダ菜園、お花の手入れなどが一層楽しくなりそうです。
4月上旬/初心者ベランダガーデニング/ランチ/和風ランチョンマットとコースター作り・まとめ
今回のベランダ菜園への挑戦は、長年の初心者意識からの脱却を目指し、専門家のアドバイスを積極的に取り入れる第一歩となりました。
春の陽気に誘われ、まずは愛らしいノースポールの植え替えからスタート。
花壇を彩る計画に胸が膨らみます。冬を乗り越え新芽を出した桔梗の植え替え、そしてペチュニアの挿し木への挑戦は、植物の生命力と新たな増やし方を学ぶ良い機会です。
また、専門家おすすめの野菜苗や種の情報は、今後のベランダ菜園計画の指針となります。
手始めに二十日大根と葉大根の種まきを行い、成長の過程を身近に観察できる喜びを感じています。
収穫までの期間が短い野菜を選ぶことで、初心者でも達成感を得やすいでしょう。
さらに、ベランダでの食事やお茶の時間を豊かにしたいと考え、和風のランチョンマットとコースターを手作りしました。
お気に入りのアイテムに囲まれれば、ガーデニングへの意欲も一層高まります。
この春、ベランダは花と緑、そして手作りの温かさに満ちた、私にとって特別な空間へと変わりつつあります。
専門家のアドバイスを参考に、試行錯誤しながらも、自分らしいベランダガーデンを育てていく過程を楽しんでいきたいと思います。
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