テトラ型のサシェ(香り袋)はコロンとした姿がかわいらしいですね。
いくつも作って、玄関や引き出しにいれて、気分転換をはかっています。
テトラ型はとても簡単に作れるので、最近は花の刺繍を施して飾りとしても利用しています。
まずは作り方を説明しますね。
そして中身はドライハーブが一般的ですが、綿やモミガラも使えるので紹介します。
テトラ型サシェの作り方
テトラ型サシェを作るのに必要なもの
テトラ型サシェを作るのに必要なものは、
- 10cm ×20cm の生地
- 10cm の細いテープ
- 縫い糸と針
- はさみ、アイロン
- ドライハーブなどの香りのあるつめもの
以上で基本的なテトラ型サシェは作ることができます。
では作っていきましょう。
テトラ型サシェの作り方・手順
まず最初は生地を、縦10cm 横20cm で用意します。
◆縁かがりをする
ざっっくりとした麻の生地でほつれやすい場合は、縁かがりをしてください。
縫い代は1cm とします。
20cm の1方向に1cm の縫い代でアイロンで折り目をつけます。
中表にして角にテープを取り付けます。
テープを中心に2方向を1cm の縫い代で縫います。
テープのところは2度縫いしてください。
アイロンで縫い代を割ります。
◆表に返します
表に返して形を整えます。
◆綿をつめます
中にドライハーブまたは香りのついた綿などを詰めます。
◆アロマオイルをたらす
あき口を閉じて完成です。
テトラ型サシェに刺繍をするには
◆刺繍を施したテトラ型サシェ
アクセントとして、無地の生地には刺繍をしてみるといいかなと思います。
◆別布に刺繍
刺繍は正三角形の中に納まるように、あらかじめ別の布に刺繍しておきます。
◆刺繍には接着芯で補強
刺繍の裏には接着芯を貼っておくと、ハリが出て取り付けしやすいです。
◆閉じる前にアップリケする
テトラ型サシェの袋を閉じる前に、刺繍をアップリケします。
サシェの中身は?
◆虫よけにヨモギ
一般的にはドライハーブが多く使われています。
◆綿
その他に、綿やモミガラも中身としては適しています。
◆モミガラ
綿を詰めたら精油を数滴から10滴ほど垂らします。
モミガラはお茶パックに詰めて、精油をたらし香りをつけます。
香りはものによりますが1~2週間から1ヶ月ぐらいを目処で取り替えるとよいとおもいます。
テトラ型サシェの使い道
◆花柄の生地で作ったテトラ型サシェ
テトラ型サッシは安定感のある形なので、見た目がかわいらしいだけでなく、置いても下げてもいい感じです。
中身がなくても安定よく自立しています。
そのため飾りとして作るのもありだと思います。
さて香り袋というのはもともと香りを楽しむためのものですが、香りには人が喜ぶ香りとそうでない香りがあります。
特にドライハーブはアロマオイルとして使われているような種類のものは、どれも良い香りで効能にすぐれています。
気持ちを落ち着かせたい、リラックスしたいなど目的によってドライハーブを使い分けてください。
他に虫除けとしてサシェを使うこともあります。
サシェの中身は虫が嫌いな香りを閉じ込め、徐々に揮発させていきます。
虫よけとして効果的なサシェの香りには、以下のようなハーブや精油がおすすめされています。
1. ラベンダー
ラベンダーは虫を寄せ付けない効果があり、特に衣類に使用する際に人気です。その香りはリラックス効果もあり、心地よい空間を作ります。
2. ミント
ミント系の香りも虫除けに効果的です。特にペパーミントは、蚊やアリを寄せ付けないと言われています。
3. シトロネラ
シトロネラは特に蚊を寄せ付けないことで知られており、アウトドアでも使用されることが多いです。サシェに加えることで、衣類や部屋の虫除けにも役立ちます。
4. ユーカリ
ユーカリの香りも虫除けに効果的で、特に蚊を遠ざける効果があります。アロマオイルとしても広く利用されています。
5. クローブ
クローブの香りも虫除けとして有名で、特に衣類の防虫対策として効果があります。香りが強いため、少量でも十分な効果を発揮します。
自然由来の香りで、心地よい空間を保ちながら虫から守ることができます。
テトラ型とはテトラパックのこと、三角パックのこと
最近は見かけなくなりましたが、昔牛乳パックの形はテトラバッグと言われる三角パックの少し凹んだような4面体のものでした。
コーヒー牛乳やジュースを飲んだ覚えがあります。
まだ四角いタイプの牛乳パックが少なかった頃でした。
今では見かけなくなりましたがどうしてなんでしょう。
私はこのテトラ型のパックがとても好きで、牛乳やジュースがビンや四角いパックのものより美味しく感じました。
三角パックのような形の正四面体という形はどんなにうまく詰め込んでも、隙間なく詰め込むことはできないそうです。
ですがテトラパックと呼ばれる四面体は空間に隙間なく詰め込めるため、運搬や冷蔵庫に貯蔵する際に便利だったということです。
しかしながら自動販売機で牛乳パックが販売されることになった後からは、まもなくテトラパックはこの世から消えてしまいました。
なぜか。。。四面体である4つのとがった頂点が、販売機の中で落下する時に管に引っかかり、それが原因で故障になったことがたびたびあったそうです。
そのため現在ではほとんどが直方体をしたバッグの形になっています。
孫にプレゼントしようかと思いつきました
先日小学生の孫が遊びにきて、ベランダにいったときのことです。
ラベンダーが満開になっていました。
近づいた孫は、「いい匂いがする」と喜んでいます。
そのとき、サシェを作ろうと思いたち、乾燥させたものを香り袋にしてみたらどうかと。
サシェの布に刺繍をするとき、孫の好きな花を選びました。
孫の顔を思い浮かべながら一針一針丁寧に刺繍を施していくと、まるで孫と会話をしているような気分になりました。
今回は試作品として(といっても十分完成品ですが)作ってみたのですが、なかなかいい出来でした。
ラベンダーがしっかりと乾燥して、また会えたときに手渡したいと思います。
「おばあちゃんの匂いがする!」と言ってくれたらいいな、なんて想像しながら。
そのときには、孫の好きなウサギの刺繍ができたらきっと喜ぶでしょう。練習してみようかしら。
これからも、愛情と思い出を込めたサシェ作りを続けていきたいと思います。
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