昨今心配な出来事を耳にすることがありますね。
スーパーにお米がない!という体験をした方もあるはずです。
急な病気や災害に備えて、食品のローリングストックをしていても、
いざ長期に手に入らなくなることもあるのだと、思い知らされました。
2年前から安心のためのお米の「備蓄」をしているので、我が家は困ることなく食事ができています。
我が家は3人家族でお米の1年分の備蓄はすんだのですが、その元になったお米の量の計算方法なのですが、
備えるお米の量を家族の人数により、一定期間を区切って表にまとめてみました。
お米の備蓄はどれぐらいあったらいい?とお考えの方、参考にしてみてください。
お米の備蓄量と1日当たりの消費量
お米の備蓄量が一日あたりの消費量からみて何日分になるか。
その端的な目安をだしてくれている、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターの担当者さんの投稿された表をまずはみてみましょう。
これはコロナで自宅療養していたときに、お米の残量でどれくらいの期間かを計算しなおして、
「備蓄量が何日分に当たるのか、一目で分かる表」として投稿されたものです。
※お米は白米です
一人暮らしで一日1合を消費する場合の備蓄量
一人で一日1合を消費する場合の備蓄量は、表の一番上になり、
- 1キロのお米で6.7日分
- 5キロのお米で33日分
- 10キロのお米で67日分
- 15キロのお米で100日分
- 20キロのお米で133日分
10キロのお米の袋が2つあると、20キロで133日分の備蓄量になります。
家族二人で一日1合を消費する場合の備蓄量
家族二人で一日2合を消費する場合の備蓄量は、表の上から2段目で、
- 1キロのお米で3.3日分
- 5キロのお米で17日分
- 10キロのお米で33日分
- 15キロのお米で50日分
- 20キロのお米で67日分
10キロのお米の袋が2つあると、20キロで67日分の備蓄量になります。
家族三人で一日1合を消費する場合の備蓄量
家族三人で一日3合を消費する場合の備蓄量は、表の上から3段目で、
- 1キロのお米で2.2日分
- 5キロのお米で11日分
- 10キロのお米で22日分
- 15キロのお米で33日分
- 20キロのお米で44日分
10キロのお米の袋が2つあると、20キロで44日分の備蓄量になります。
家族四人で一日1合を消費する場合の備蓄量
家族四人で一日4合を消費する場合の備蓄量は、表の上から4段目で、
- 1キロのお米で1.7日分
- 5キロのお米で8.3日分
- 10キロのお米で17日分
- 15キロのお米で25日分
- 20キロのお米で33日分
10キロのお米の袋が2つあると、20キロで33日分の備蓄量になります。
家族五人で一日1合を消費する場合の備蓄量
家族五人で一日5合を消費する場合の備蓄量は、表の上から5段目で、
- 1キロのお米で1.3日分
- 5キロのお米で6.7日分
- 10キロのお米で13日分
- 15キロのお米で20日分
- 20キロのお米で27日分
10キロのお米の袋が2つあると、20キロで27日分の備蓄量になります。
以上は一人が一日1合のお米を消費する場合の必要量でした。
一日に1合、2.2杯のご飯では少ない、という人は、これを目安にプラス換算してみてください。
次に、家族の人数ではなく1日のお米の消費量が何合かを基準に、備蓄量を計算したものがこちらの表です。
1日のお米の消費量による備蓄量をもとめる
この表では1日の米の消費量が何合かによって、何日分備蓄したいかにより、お米の備蓄量がわかる表になっています。
ですから家族の人数とは関係なく、一日に消費する量がわかっている場合はこちらの表が見やすいです。
上の表の例にある赤いマークでみると、
1日5合炊く家庭の場合は27日分の備蓄をしたい場合はお米が20 kg 必要になります。
もっと備蓄したい、50日分は備蓄したいと思えば、40 ㎏のお米で少し余るということになります。
お米を備蓄する量の目安がよくわかっていいですね。
炊飯にはお水と燃料が必要
米を備蓄する量が分かったとして、実際お米を炊こうとすればお水と燃料が必要になります。
炊飯に必要なお水の量
この表の一番下に水色の欄がありますね。
上の表に対応した、炊飯に必要なお水の量がのっています。
必要な水の量は1合を200cc で計算していて、お米を研ぐ水は入っていないとのこと。
お水の備蓄も必要になるので、無洗米であれば炊飯用の水だけですむということになりますね。
ガスコンロ・ボンベの備蓄も必要に
災害時に燃料がなければご飯を炊けないですよね。
そこで手軽に使える燃料としては、ガスコンロ(ガスボンベ)が便利だと思います。
ご飯を炊飯するだけの燃料としてガスボンベを用意するのも良いですし、
もし寒い季節であれば暖をとるため、またはお湯を沸かしてお茶を飲むなどのためにもガスコンロが必要になってきます。
ただ電気が通じている場合であれば、電気炊飯器で炊けるので問題はありません。
もしものことを想定して我が家ではガスボンベの備蓄も進めています。
どこまでの備えをするかにより変わりますが、ご家庭の必要に合わせて参考までに。
生米がおいしく保たれる期間
せっかくお米を備蓄しても、まずくなってしまっては残念です。
生米をおいしく食べられる期間は、一般的に冬は精米後2か月ほど夏は2週間ほどの期間といわれています。
先ほどの表で、四人家族で一日一人1合を消費するとすると、10キロのお米で17日分です。
ということは白米は、夏なら10キロほど備蓄するのが精いっぱいということに。
色々な災害を想定すると、2週間という備蓄は短い?かもしれません。
半年一年という期間の備蓄を考えているのであれば、精米したお米(白米)だけでは備蓄として不安が残ります。
お米を長期に保管することはできる?
お米は常温保存が可能な食品で、いろんなおかずに合うので主食としていいですね。
主食をお米にするなら、お米にあったおかずを備蓄するという考えで準備をしておけば安心です。
お米の場合でも長期保存・備蓄ができる方法を選べば、相当な期間安心できます。
たとえばパックご飯、アルファ米、長期保存米など。
保管場所さえあれば、一食分ずつのアルファ米を検討してもよいかもしれません。
半年くらいならカイロをいれて真空パックもできるようですが、不安をとりのぞくなら
約5年常温保存が可能な「備蓄王」も選択肢にはいります。
我が家では白米より傷みにくい玄米で備蓄しています。
3年という長い期間の備蓄を目指すことができました。
いずれの方法にしても、2024年8月の米騒動(?)の現在は、いつも10~20キロ程度は備えて置けるとよいのかなと思いました。
お米を備える 一人二人三人四人暮らしで備蓄の必要量を計算/災害対策課伝授・まとめ
お米を備蓄する量をわかりやすい表にしてある、上記の災害対策課の担当の方の表がとても参考になります。
主食にお米が欠かせない人には、備えあれば憂いなしですね。
我が家は玄米で備蓄して、時々自宅で精米して美味しいご飯がいただけています。
備蓄は多めに買って保管しておくと考えれば、むしろその都度買いに行かなくてもよいので、気持ちに余裕もでてきます。
<関連ページ紹介>
◆野菜不足をふせぐ災害時の野菜備蓄方法
◆米麹の保存方法・長期に常温で
約5年常温保存が可能な「備蓄王」
コメント