インスタントコーヒー(カフェインレス)の製造方法は？100％除去ではない!

インスタントコーヒーのカフェインレスの種類が豊富になっていますね。

カフェインレスだと、夕食後に飲むこともできるのでうれしいです。

ところで、どうやってカフェインを抜くのかしら？

夫に聞いても、息子に聞いても「分からん」とそっけない返事。

そこで調べてみることにしました。

インスタントコーヒーのカフェインを抜く方法

たとえばUCCのカフェインレスコーヒーは、袋の裏にこんな風に書いてあります。

つまりカフェインを取り除くには何らかの「特別な方法」をとっているわけです。

ＵＣＣさんの場合は、豆に負担をかけない特別な方法をとっている、ということですね。

その「特別な方法」はこの三つ。

1. 水抽出法
2. 二酸化炭素抽出法
3. 有機溶媒抽出法

どれもコーヒー豆の状態でカフェインを除去します。

ちなみに「UCCおいしいカフェインレスコーヒー」は、２の「二酸化炭素抽出法」です。

ではそれぞれを詳しくみてみましょう。

１・カフェインを抜く「水抽出法」

コーヒー豆を水につけてカフェインを取り除きます。

「水抽出法」でカフェインを取り除いているコーヒーには以下のものがあります。

その方法とカフェイン除去の割合を調べてみると、

97％以上のカフェイン除去が普通のようで、各社工夫されていますね。

味と香りを普通のコ―ヒーに近づけているところばかりです。

２・カフェインを抜く「二酸化炭素抽出法」

超臨界二酸化炭素抽出法が一般的。

温度：約８０℃、圧力：約２５０気圧でカフェインを除去する方法。

さらに豆に負担をかけない方法として、液体二酸化炭素抽出法 が2019年3月に採用されました。

液体二酸化炭素抽出法は、より優しい条件（温度：約２５℃、圧力：約６５気圧）でカフェインを抽出します。

そしてカフェイン残留率を0.1％以下まで仕上げるという技術です。

以下の二社が「超臨界二酸化炭素抽出法」と思われます。（2019年2月調べ）

味わいの良さを追及して製造されているようです。

３・カフェインを抜く「有機溶媒抽出法」

三番目の「有機溶媒抽出法」は、有機溶媒を直接生豆に接触させ、カフェインのみを抽出させる方法。

日本カフェインレスコーヒー協会によると、有機溶媒抽出法は、生豆が有機溶媒と直接接触しているため、日本では危険であると禁止されています。

使用される有機溶媒は、金属機械の油脂を洗浄する用途で多用されている溶剤なのです。

日本ではこの製法はないということ。

各社二つの製法で味と香りを追及

カフェインを取り除く方法は、日本では「水抽出法」と「二酸化炭素抽出法」です。

水抽出法では味と香りが逃げやすいともいわれますが、それを補う工夫をしているところもあります。

今のところ多くは9７％除去。

調べた中では、miteteカフェインレスコーヒーが99.9％除去していました。

敏感な妊婦さんは、徹底したカフェインレスのmiteteカフェインレスコーヒーがいいかもしれませんね。

技術の向上で今後はほぼ100％カフェインレスのコーヒーが登場してくるみたいです。

カフェインレスのコーヒーの美味しさについても一言いえるといいのですが。。。

今のこところは「UCCお・い・し・いカフェインレスコーヒー」を飲んでいます。

どうしてカフェインレスのコーヒーを飲む人が増えているのでしょう？

もちろん共通しているのはコーヒーが好きだから。

でもカフェインはとりたくない。

でも調べてみると、それだけの理由ではない人も多いとわかりました。

カフェインレスコーヒーを飲む理由のベストテンを調べてみました。

カフェインレスコーヒーを飲んでいる理由ベストテン！

（2015年UCC調べより）

カフェインが体の負担になる人にとっては、カフェインレスのコーヒーが手軽に飲めるのはうれしいですね。

職場や旅先に持って行ったり、夜に飲んでもOKですし。

私はミルクを加えて熱くして飲むのが、夜のお気に入りです。

これからも好みのカフェインレスコーヒーを楽しんでくださいね！

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