5月に入り日差しが強く感じられるようになってきました。
これからの季節は、日よけ対策が必要になってきますね。
車の運転や自転車に乗る時に、さっとはめられるアームカバーを作ってみました。
日よけだけを考えると、紫外線を極力避けるのがよいですが、市販の素材ではお肌に合わないこともあります。
素材を天然のものにして、肌触りをよくし、おしゃれのアイテムとして身に着けることができるようにしました。
お肌が乾燥しがちな方やデリケートな方にピッタリと思います。
日よけアームカバーの作り方
- できあがりサイズ:長さ48cm
- 材料:縦55cm横80cmの布
詳しい作り方
- 腕側(入れ口)を1cm2cmの三つ折りにする
- 袖口を1cm1cmの三つ折りにする
- 折り目を開いて、中表にし、腕側(入れ口)から1cm縫い、2cmあけ(ゴム通し口)、袖下を1.5cm縫い代でぬい、指通し口を6cm縫い残す。
- 脇の縫い代は割り伏せ縫いにする。
- また指通し口の上下は返し縫いする。
- 入れ口、袖口を折り目で折って端から0.2cmで縫う。
- ゴムテープを入れ口に通す(ゴムテープの長さは、二の腕回りの長さ×0.8+縫い代2cmを目安にする)
- 同じものをもう一つ作る
※アームカバーの作り方は、美濃羽まゆみ著・「手縫いでちくちく、暮らしの布小物」・家の光協会 を参考にさせていただきました。
※動画はMサイズで作ています。テキストにはLサイズもあります。
絹(シルク)で作った日よけアームカバー
今回使った生地は、着物生地の中でも、長襦袢用のやわらかい絹生地です。
柄がとても可愛らしいそら豆の模様です。
シルクであること、生地がとても薄くやわらかいので、糸は絹糸で手縫いするのが最もきれいに縫えはずです。
ですが今回私は、ミシンで縫ってみました。
長さのところは、縫い代1cmとして、ほつれ止めのため端にジグザグミシンをかけています。
一部、裏地を折ったところは手縫いで並ぬいしています(ミシンでは縫えないため)。
ミシンの場合は、布が薄いときは、ゆっくり縫うと引きつれを起こしにくいと思います。
また、指通し口の上下を手縫いで返し縫いしました。
期待以上に、さらりとした肌触りがとても心地よいですし、軽くてしっくりきます。
アクリルや締め付けのあるタイプのものが苦手なので、シルクの日よけアームカバーを作ってみてとても気分がいいです。
これなら日焼けを気にせず外出できそうです。
木綿(コットン)で作ったアームカバー
一番作りやすいのは、木綿素材です。
紺色の綿100%の生地に、レースの花のアップリケをつけました。
花は左右対称にせず、ランダムに散らばせるのが好きです。
アップリケの見栄えを意識すると、左右が決まってしまいます。
それが嫌なら、全体に散らばらせるか、または全くつけないようにします。
木綿はどなたにもすんなりと馴染む素材だと思います。
またミシンでも一番縫いやすい素材です。
アームカバーとしての素材別特徴(木綿・朝・絹)
木綿、麻、絹、どの素材も自然素材ならではの良さがあります。
日よけという観点から見ると、少しずつ特徴が違うので、まとめました。
このうち最も日よけ効果が高いと考えられるのは、木綿(コットン) です。
木綿(コットン)の紫外線予防効果
木綿の生地の紫外線防止効果は織り方や生地の厚さによって大きく変わります。
一般的に30~50%程度の紫外線を吸収する、とされています。
濃い色のものやしっかりと目の詰まった生地の方が、より効果が高いものです。
また最近では、紫外線防止加工を施したコットン素材が販売されています。
そういったものを利用することで、より効果的なひよけアームカバーを作ることができます。
木綿(コットン)の特徴
- 吸湿性が高い
- 肌触りが良い
- 比較的安価
麻(リネン、ラミーなど)の紫外線予防効果
麻(リネン、ラミー)の生地の紫外線防止効果は、織り方や生地の厚さにより変わります。
一般的に10~30%程度の紫外線を吸収するといわれています。
木綿に比べるとやや紫外線防止効果は低いという傾向になります。
麻(リネン、ラミー)の特徴
- 通気性が非常に良い
- シャリ感のある肌触り
- 夏場には涼しく感じられるがシワになりやすいというデメリットあり
絹(シルク)の紫外線予防効果
絹(シルク)の紫外線防止効果は、10~25%程度の紫外線を吸収するといわれています。
光沢があり上品な印象で、高級生地として知られますが、紫外線防止効果は他の二つの素材に比べるとやや劣ります。
絹(シルク)の特徴
- 滑らかな肌触り
- 吸放湿性に優れている
- デリケートなので洗濯に注意が必要
まとめると、日よけ効果を最も重視するのであれば木綿を選ぶのがおすすめです。
特に、濃い色で目がつまった織られ方をした木綿素材を選ぶと、より高い紫外線防止効果が期待できます。
個人的には絹の風合いと肌触りが好きなので、絹(シルク)も作ってみます。
また木綿は色柄が豊富なので、無地の衣類に合わせやすいため利用してみたいと思います。
つけているときの涼しさ重視なら麻がよいですね。
紫外線以外にも日焼けをする要素がある
屋外で人が日焼けをする主な原因は紫外線。
太陽光に含まれる紫外線の三種類のうち、地表に届くのは主にUV-BとUV-Aです。
UV-Bはエネルギーが強く、主に皮膚の表面に作用して炎症(サンバーン)を引き起こし、赤くなったりヒリヒリしたりする原因に。
UV-AはUV-Bよりも波長が長く、皮膚の奥深くまで 浸透し、メラニン色素を増加させて肌を黒くする(サンタン)主な原因となります。
しかしながら、紫外線以外にも、日焼けに影響を与える可能性のある要因がいくつかあります。
湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、肌に紫外線がとどまりやすくなる可能性があります。
風が強いと涼しく感じるのですが、紫外線は防げません。
むしろ汗が乾きやすくなり、肌のバリア機能が低下することになり、紫外線によるダメージを受けやすくなる可能性が考えられます。
気温が高いほど日焼けしやすいと感じるものですが、直接的な要因ではないようです。
暑いと汗をかきやすく、汗が紫外線の影響を受けやすくすることで、間接的に日焼けを促進する可能性があり、
また皮膚の温度が高いと、紫外線によるメラニン生成が促進されるという研究結果もあります。
目から紫外線が入ると、脳がメラニン色素を生成するように指令を出すため、肌が黒くなるという間接的な日焼けのメカニズムも近年指摘されています。
そのほか、反射光や体質的な違いもあるので、紫外線対策をしつつ、ほかの要素にも気をつけるとよいと思います。
5月中旬ベランダのお花は賑やかになってきました
5月中旬になりベランダの花たちは随分と花盛りになって賑やかになってきました。
サルスベリは鉢で元気に育ち、なでしこも勢いが続いています。
コリウスの苗を一回り大きな鉢に植え替えました。
ゼラニウムのトスカの白い花びらが育っていくのが楽しみです。
こぼれ種のシソ、たくさんの芽が出てきて嬉しいです。
赤ちゃんひまわりの種と西洋朝顔の種を植えました。
ベランダで巻き寿司のランチ
手元にある材料で簡単な巻き寿司のランチにしました。
お味噌汁は具材と味噌入れてベランダでお湯を注ぐだけ。
里芋の煮物ときゅうりのぬか漬けをお供にします。
ベランダで外の空気にあたりながら食べるランチは、いつも気持ちよく美味しく食べられます。
最近は油っこいものを避けた和食が中心になっています。
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