「紫外線が顔のシワの原因の8割を占める」
という恐ろしい現実を知っていますか?
農家の高齢の女性は、シワが多く深く刻まれていますね。
一方同じ高齢の女性でも、紫外線をあまり浴びていない都会の人はシワが少ないですね。
これは長年紫外線の影響を受けてきたかどうかの違いです。
紫外線によるシワは、紫外線を浴びたからと言ってすぐにしわになるのではありません。
5年、10年と年数が経過して、忘れたころに現れてきます。
それが怖いところで、予防が大切な理由なんです。
肌の土台を壊してしまう紫外線
長年かけて浴びた紫外線が、どうやってシワを作るのか。
まず肌の仕組みと、紫外線の影響を知っておきましょう。
私達の肌の奥深くにある「真皮層」という場所には「コラーゲン」、「エラスチン」と呼ばれる成分が含まれています。
この成分が繊維の様に複雑に重なり合って、肌の土台として働いています。
この土台のおかげで、私たちの肌はハリのある肌になっています。
紫外線で肌の土台が壊れる
ただしこの土台は、紫外線によって壊されることがあります。
土台が壊れると、ハリや弾力を失ってしまい、肌にたるみが表れてしまいます。
壊れた肌の土台をそのままにしてしまうと、「たるみ」が続き、見た目にわかる「シワ」として刻まれていきます。
肌回復が遅くなる30代以降
ふつうなら、紫外線を浴びても肌の新陳代謝で皮膚は生まれ変わるのですが、その回復する能力も30代を境に衰えていきます。
さらにやっかいなことに、いったん紫外線を浴びた肌は、その記憶をますます残していると言います。
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紫外線対策は一年中ふりそそいでいる
紫外線といっても、肌に影響を与えるのは夏の紫外線だけではありません。
一年中降り注いでいる紫外線の方が、肌を傷付けやすいと言われていますよ。
そこで、紫外線をあびることになっても、最小限にしてシワの予防をしていきましょう。
予防・紫外線ケアは季節によって使い分けで
「紫外線」の予防は、事前も事後もケアが大切です。
とは言っても一年中同じ予防方法ではいけません。
季節によって適切な予防方法を、行う必要が有ります。
最も確実にできる予防法は、一年中日焼け止めをしっかりとまんべんなくつける事。
春から夏にかけては、とりわけ紫外線が強くなります。
ですから効果が強い日焼け止めをつけるようにします。
秋から冬にかけては紫外線が少々減ります。
ですから、夏よりは弱めの日焼け止めをつけるようにします。
そうして季節に合った日焼け止めをつけることで、肌の負担を最小限にしたいものです。
- 春・夏は予防効果の高い日焼け止めを
- 秋冬は弱めの日焼け止めを
春~夏の日焼け止めのつけ方
特に紫外線の強い春~夏は、日焼け止めのつけ方はとくにたっぷりがおススメです。
手のひらに100円玉くらいだして、顔全体にぬります。
それをもう一度重ね塗りします!
(※NHKあさイチで推奨されていた塗り方です)
紫外線対策・浴びたあとの解消法
次に紫外線を浴びてしまった後の解消法です。
まずはビタミンCをしっかり補給する事がとても大切になります。
ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶ真皮層の「コラーゲン」というたんぱく質をつくるのに不可欠な栄養。
どうのようにビタミンCをとるかというと、
- 野菜や果物からとる
- ビタミンCがたっぷりと含まれている化粧水を、シワができやすい部分にしっかりと付ける
- サプリメントとしてビタミンCをとる
この三つを心がけます。
しかし、ビタミンCは水溶性ですから、体には溜まらず直ぐに体外に排出されてしまいます。
そのため毎日ちゃんと補給する必要があります。
紫外線は予防も大切、その後のケアも大切。
シワをつくらない対策として、毎日早めの対応を、おちうことですね。
ビタミンCを多く含む野菜と果物
ビタミンCを多く含む食品をとるといっても、注意すべきことがあります。
それは、ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いという特徴があります。
ですから、できるだけ新鮮な生で食べるのがよいことになります。
ポイントは、
- 洗いすぎない
- ゆですぎない
- 水にさらしすぎない
この三つを守って、ビタミンCをこわさないようにしましょう。
ではビタミンCを多く含む野菜やくだものというと、何があるでしょう。
ビタミンCを多く含む食べ物・野菜
一日の摂取量の目安は、成人男性で90ミリグラム・成人女性で75ミリグラム
お肌のためには、目安より多い方がよさそうですね。
食材100グラムあたりのビタミンC含有量です。
- 青汁 ケール ビタミンC 1100mg
- パセリ 乾 ビタミンC 820mg
- せん茶 茶 ビタミンC 260mg
- トマピー 果実 生 ビタミンC 200mg
- 赤ピーマン 果実 油いため ビタミンC 180mg
- 赤ピーマン 果実 生 ビタミンC 170mg
- 黄ピーマン 果実 油いため ビタミンC 160mg
- めキャベツ 結球葉 生 ビタミンC 160mg
- 黄ピーマン 果実 生 ビタミンC 150mg
- 和種なばな 花らい・茎 生 ビタミンC 130mg
- パセリ 葉 生 ビタミンC 120mg
- ブロッコリー 花序 生 ビタミンC 120mg
- しょうが おろし ビタミンC 120mg
- 玉露 茶 ビタミンC 110mg
- なずな 葉 生 ビタミンC 110mg
- 洋種なばな 茎葉 生 ビタミンC 110mg
- 青ピーマン 果実 油いため ビタミンC 79mg
- にがうり 果実 油いため ビタミンC 75mg
- ほうれんそう 葉 冬採り 生 ビタミンC 60mg
ビタミンCを多く含む食べ物・くだもの
果物の場合も、食材100グラムあたりのビタミンC含有量です。
- アセロラ 酸味種 生 ビタミンC 1700mg
- アセロラ 甘味種 生 ビタミンC 800mg
- グァバ 赤肉種 生 ビタミンC 220mg
- グァバ 白肉種 生 ビタミンC 220mg
- ゆず 果皮 生 ビタミンC 160mg
- キウイフルーツ 黄肉種 生 ビタミンC 140mg
- すだち 果皮 生 ビタミンC 110mg
- いちご 生 ビタミンC 62mg
- キウイフルーツ 緑肉種 生 ビタミンC 69mg
- レモン 果汁 生 ビタミンC 50mg
毎日の食事で、ビタミンCを積極的にとるよう心掛けたいですね。
新陳代謝は年齢があがると悪くなっていきます。
それにしても、ケールの青汁が群をぬいてビタミンCが多いのですね。
青汁を習慣にするのもよいかも。
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