冷え性や低体温、手軽に簡単に体温を上げる方法は?
35度台だった平熱を36.5度に上げた、温泉ソムリエの体験談をお話しします。
家のお風呂でもできるから、頑張らなくていいんです。
食事や運動はこれまでと同じ。
やったことは入浴の方法を変えただけです。
体調がとてもよいので、お風呂好きの人にはおすすめの方法です。(^^♪
調子が良いときは36.8度
◆午後調子がいいと36.8°C
私は今、体調の良いときは体温が36.8度になります。
朝目覚めると、ぱあっと体全体に活力が出てきて、起きたばかりは36.0度前後ですが、
午後2時ごろになると、36.5度くらいを前後します。
運動なし、筋トレなし
ここ数年は運動らしい運動はやっていません。
朝ウォーキングを20分ほどするだけで、筋トレもしていません。
あえて意識していることは、
- お風呂に入る(お風呂大好きなので毎日欠かしません)
- お風呂の後にストレッチをする(5分くらい)
筋トレもせずに体温が上がったので、ウソでしょっと思われるかもしれませんが、
それが入浴方法をみなおしたら、じわじわっと体温があがったんですよ。
体温を上げる簡単な方法・湯舟につかる
普段の生活でできる体温を上げる簡単な方法は、お風呂の湯舟につかること。
そして湯舟につかるのも、長時間はいっていればいいわけではありません。
実際体温が36.0°C⇒36.5°Cに上がった体験から、また温泉ソムリエの立場から、
おすすめできる入浴の方法を紹介します!
汗がじわっと出れば、体温は約1℃上昇してますよ!
体温を上げるおすすめの入浴法
じんわりを汗がでて「気持ちいい」と感じられる程度の長さで湯舟につかるのがおすすめ。
深部体温が1°C上がるのが理想的です!
といっても深部の体温が1°C上がるって、測れません。
で、それをどうとらえるかですが、実際とても心地よくなります。
それは脳波がリラックス状態のα波になりやすいからです。
では具体的に体温を1°C上げるのによい入浴時間は?というと。
深部体温を1°Cあげる入浴時間
深部体温を1°Cあげるには、つかるお湯の温度によって違いがあります。
この表の目安にして、ジワッと汗がにじんで気持ちよくなる入り方を試してみてください。
<深部体温を1°C上げる湯舟の温度と入浴時間>
湯ぶねの温度42°C | 5~6分 |
湯ぶねの温度41°C | 10分 |
湯ぶねの温度40°C | 15分 |
湯ぶねの温度39°C | 20分 |
◆温泉ソムリエのテキストより
熱いお湯が好きな人は5~6分で心地よい感覚になり、深部体温が1°Cあがったという目です。
体力のない人は、短めの時間からはじめてくださいね。
肩までつかるのがつらい人は、半身浴で試してください。
どうして湯舟につかるのがいいのか?
湯舟につかることは、体を温めるのにとても適しています。
それは「温熱効果」とともに、水圧をうけることで血流や内臓の動きがよくなるからです。
そして続けてみたところ、実際に自分の体温が36.5°Cを超えるようになったからです。
「温熱効果」と「水圧効果」について付け加えますね。
「温熱効果」がある♪
温かいお湯につかることで、体が温まるのが「温熱効果」。
42°C以上のお湯は緊張や興奮の自立神経が優位になり、シャキッとします。
37°C~40°Cのぬるめのお湯は、気持ちを静める働きの副交感神経が優位になって落ち着きます。
寝る前のお風呂なら、リラックス効果のあるぬるめのお風呂が適していますね。
「水圧効果」でデトックス効果がある♪
湯船につかると下半身に水圧がかります。
- ⇒そのため静脈血やリンパ液が押し上げられ、むくみが改善
- ⇒血液やリンパ液の流れがよくなり、老廃物が排泄されやすい
という変化が体の中でおきています。
水圧による内臓運動の活発化♪
体の表面にかかる静水圧で全身に圧力がかかるので、
- ⇒内臓が刺激され、内臓の働きが活発になる
ということで、湯ぶねにつかると体の深部の体温が上がり、デトックスにもなり内臓の働きまでよくなっていきます。
しっかりお風呂につかったあとは、軽い運動のあとみたいにスッキリした感じになりますよね。
ぜひ自宅の湯舟につかって、心地よくなってくださいね。
湯ぶねにつかったあと、いったん休憩してまたつかるを繰り返すと、さらに体があたたまります。
温泉やスーパー銭湯ならさらにgood!
家庭のお風呂でも十分体を温めることはできます。
もしできるなら、温泉施設やスーパー銭湯を利用するのがさらに効果的。
定期的に温泉施設を利用してみた
というのも「温泉」に入ると、成分は違うものの、保温効果・血行促進効果がアップするからです。
スーパー銭湯もそうですが、施設内は冬でも温かく保たれていますし、
複数の湯舟につかったり、休憩したりを繰り返すと、体の深部までじっくり温めることができます。
日帰り温泉に週に1回行くだけでも、3か月もすれば体温の上昇は確実に実感できるはずです。
「入浴前後に白湯をのむ」のがおすすめ
入浴すると500ミリリットルかそれ以上の水分が体から出ていきます。
そのため、入浴前15~30分前くらいと、お風呂上りには水分をとってくださいね。
お風呂上りは冷たいビールといきたいところですが、体を冷やさないために常温のお水、または白湯がおすすめ。
しっかり温まった体を、できるだけ維持させるのがよいみたいです。
冷えやすい人は、白湯に生姜をすりおろして入れるとさらにポカポカが続きますよ(生姜はチューブのものでもOK)。
家庭でできる温活をムリなく続けてね
毎日のように湯ぶねにつかるようにすれば、家庭のお風呂で体温を上げることはできるでしょう(体験済み)。
ただ冬は寒いしついおっくうになることもありますね。
冬は室温を温めて温度差少なく
冬の気温の低い季節は、できればお風呂場を温めてからがおすすめです。
- 脱衣所は電気ストーブなどで温めておく
- お風呂場は、熱いシャワーを出すか蓋をとって蒸気で温かくしておく
またバスタオルは、あがってすぐ取れる位置に置いておくのも忘れずに。
せっかく温まった体を、冷やしてしまわないようにしてくださいね。
入浴剤を利用すると効果アップ
◆本格的な炭酸泉を楽しめる入浴剤
保温効果が高い、血行促進などが期待できる「入浴剤」を使うのもいいですね。
今はそうした「血行促進や保温効果」がわかる「入浴剤」がありますから、利用すればより温まりやすいです。
「炭酸泉」という泉質が書かれている入浴剤がよいですよ。
細かい血管を拡張させる効果があるので。
最後に、平熱と低体温について一言(お医者さんから)
平熱の定義と低体温はいったい何度からをいうのか、についてお医者さんの言葉を引用させてもらいます。
平熱の定義
正木クリニック院長で臨床内科医の正木初美医師によると
平熱は医学的には36・5度から37・1度までを指します。
一般に37・1度超を微熱、38度以上を高熱といいます。
低体温は何度から?
イシハラクリニック院長・医学博士の石原結實医師によると
東京オリンピック(1964年)以前は、便利なものが少なかったので、生活の中で熱を生み出すための筋肉が鍛えられていました。
ところが、食事も含めて生活スタイルが変化することで、身体が冷え低体温化が進んでしまった。
私の定義では、平熱が36度5分以下なら低体温だと考えています。
健康的な人の平熱は36.5 ~37.1。
正常な体温の目安は、起床時に36.0以上 夕方36.5 (午後4時)。
平熱がわからないときは
最も体温が高くなるのが、午後3時から午後5時ごろです。
平熱が何度かわからないときは、
- 起きて間もなく
- 午前中
- 午後
- 就寝前
の四回、調子のよいときに測ってみて、自分の平熱をしっておきましょうね。
まずは最も体温のあがる、午後3時~5時の間の体温が36.5°C以上をめざしましょう!
体温を上げる簡単な方法は お風呂や温泉!!36.5度にした温泉ソムリエの方法まとめ
体温を上げるには湯舟につかる習慣をつける。
運動のようなつらい思いをせずに、体温(平熱)を上げていくことができます(個人の体験ですが)。
スーパー銭湯や温泉施設を利用すると、より体は温まりやすいと思います。
温活をテーマにしたスーパー銭湯(スパ)も増えていますし、目先を変えての入浴は楽しいです。
運動で筋肉量を増やすことができれば、より健康的に体温があがります。
地元名古屋の温活をテーマにしたスーパー銭湯アーバンクア⇒「アーバンクアの楽しみ放題!お風呂と設備/アクセス駐車場(名古屋市中区)」(個人の旅ブログです)
(温泉ソムリエのよっちゃん)
コメント