◆リメイク前 シルクの着物生地
空気が乾燥しがちな冬、知らず知らずのうちに肌だけでなく頭皮や髪も乾燥しているようです。
乾燥しがちな頭髪を守るために、選んだ方がいいなと思われる枕カバーの材質について調べてみました。
もちろん枕カバーの材質は、髪や頭皮に優しい素材です。
いくつか枕カバーの材質の候補はありますが、中でもシルクの枕カバーは最もおすすめです。
髪を守りたい、乾燥を防ぎたいという場合、シルクの枕カバーが最も適しているからです。
肌や髪に優しいうえ、美容や健康面での効果も期待できます。
スカーフや着物生地から作ることができるので、試してみませんか?
私は着物のシルクの生地から枕カバーを作っています。
とても簡単に作れるので、着物生地が余っている方、作ってみませんか。
シルク(絹)の枕カバーを手作り
◆ナデシコ柄の着物生地(長襦袢)
シルク(絹)の枕カバーを着物の絹生地から作りました。
生地はサラサラの肌触りで、つやがありしっとりとしています。
枕カバーに適した着物生地の種類
着物生地の中で枕カバーに適した種類をあげてみます。
- 柔らかいシルクの着物生地(訪問着・小紋・色無地など)
- 胴裏
- 八掛
- 長襦袢
どんな色目のものでも良いですが、白か柔らかい色目または好みの柄で作ってみましょう。
着物生地からシルクの枕カバーの作り方
◆手作りのシルクの枕カバー
できあがりサイズ:40×75(単位はセンチ)
※私の現在使っている枕のサイズのものです
必要な生地
- 表生地42×77を2枚
- 裏生地42×77を2枚(薄手のさらしもめんがおすすめ)
※着物生地の幅は 35cm から 37cm ほど なので、42cm にするためには半分幅の生地を継ぎ足します(幅の余分は切り落とす)。
作り方
- 表生地と裏生地が動かないように、しつけ糸でとで押さえておく。
- 中表に合わせて、3方の周囲を縫い代 1cm で縫う。
- 縫い代をアイロンで倒す、ほつれが気になるようならジグザグミシンでほつれ止めをしておく。
- 開け口を三つ折りにして縫う。
- 表に返して出来上がり。
※内側に木綿を使っているので、少しゆとりを持たせると入れやすく出しやすいです。
シルクの枕カバーの洗い方
洗う時は裏側に返してネットに入れて洗濯機で洗います。
もちろん手洗いしても構いません。
シルクはデリケートなので擦れると毛羽立ちや傷みがおきやすいです。
そのため裏返すことネットに入れることを忘れないようにして、できれば陰干しで干すと色の変質も防ぎやすいです。
裏の木綿より表生地のシルクが先に劣化してくるかと思いますが、数ヶ月から1年は問題なく使えます。
1. シルク(絹)の特徴とおすすめのポイント
- 特長:
- シルクは滑らかな表面を持ち、髪や頭皮への摩擦を最小限に抑えます。
- 髪の毛が引っ張られたり、切れたりするリスクを軽減します。
- 吸湿性と放湿性に優れているため、頭皮や髪を乾燥から守ります。
- おすすめポイント:
- 特に薄毛や抜け毛が気になる場合、ダメージを減らす効果が期待されます。
- シルクは抗菌作用があり、敏感な肌にも適しています。
2. サテンの特徴とおすすめのポイント
- 特長:
- サテンはシルクのような滑らかさを持つ合成繊維やコットンの織り方で、価格がシルクより手頃です。
- 髪の摩擦や寝癖の発生を防ぎます。
- おすすめポイント:
- シルクよりも耐久性があり、お手入れが簡単です。
- 髪のダメージが軽減され、ツヤを保つのに役立ちます。
3. 高品質なコットンの特徴とおすすめのポイント
- 特長:
- 天然素材で通気性がよく、頭皮が蒸れにくいです。
- 柔らかい肌触りのものを選ぶと摩擦を最小限に抑えることができます。
- 注意点:
- コットンは吸湿性が高いため、頭皮や髪が乾燥しやすい人にはあまり向きません。乾燥が気になる場合は、加湿器の併用がおすすめです。
4. マイクロファイバーの特徴とおすすめのポイント
- 特長:
- 滑らかで柔らかい素材で、髪への負担が少ないです。
- 吸湿性と速乾性が高く、枕カバーが湿気を溜めにくいです。
- おすすめポイント:
- 比較的安価で扱いやすい素材です。
枕カバーの材質を選ぶときのポイント
- 髪や頭皮への優しさ:
- 素材が柔らかく滑らかで、髪や頭皮への摩擦を減らすこと。
- 清潔に保てること:
- 頭皮環境を整えるため、洗濯しやすく衛生的に保てる素材が理想です。
- 肌触りの好み:
- 長時間触れるものなので、自分が快適に感じる素材を選びましょう。
シルクの枕カバーを手作り/ツルスベの心地よさ/着物生地からのリメイクまとめ
今回は白無垢の白い生地と、長襦袢のナデシコ模様の生地を使い、ふたつ枕カバーを作りました。
ツルツル、すべすべした生地は、肌に触れるたびに心地よさを感じます。
冬の乾燥した季節に特によいですし、通年を通して利用できます。
コメント