愛媛でよく食べられている麦味噌を合わせた真鯛の味噌鍋は、鯛のだしと味噌の風味がよく合い、濃厚で温まる仕上がりです。
愛媛ではふるくから食されてきた郷土料理のようです。
体を温めて血行が良くなることで、皮膚にも酸素や栄養が十分に行き届くので、きっと乾燥するお肌にもいいにちがいありません。
今日利用する真鯛は愛媛県産のもの。
愛媛県で水揚げされる真鯛は、日本でも有数の品質を誇ります。
愛媛県は瀬戸内海に面しており、穏やかな海域と豊かな自然環境が真鯛の育成に適しているためでです。
真鯛の麦みそ鍋
真鯛の麦みそ鍋の作り方
- 真鯛のあらを水で洗い、80度くらいのお湯に10秒ほどくぐらせ、冷水にとる。
- 鍋であらを煮て、あくを取り除く。
- 鍋用の鍋にだし汁を移し、根菜などを10分ほど煮る。
- 麦みそ大さじ4、みりん大さじ1、酒大さじ1を合わせておいたものをとき入れる。
- 鯛の切り身、ネギ、焼き豆腐を鍋に入れ、煮立たせ、最後に春菊を入れてふたをし、火をとめる。
とても濃厚なだしがとれました。
鍋のしめは雑炊かうどんがよいようです。
付け合わせの副菜
レンコンのきんぴら:薄く切ったレンコンをフライパンで炒めて、塩、白だし、みりんで味付けし、輪切り唐辛子を加えあえる。
小松菜と揚げのさっと煮:小松菜の茎の方を蒸し煮にし細切りのあげを入れる。だし醤油で味を整えて葉の部分を入れて仕上げる。
愛媛県産真鯛の特徴
1. 旬
- 天然真鯛: 旬は春(3~5月)です。産卵前の真鯛は脂がのり、身が引き締まっていて特に美味しいとされています。「桜鯛」とも呼ばれ、春を代表する魚の一つです。
- 養殖真鯛: 年間を通して安定した品質で水揚げされるため、いつでも楽しむことができます。特に冬場(11~2月)は脂がのりやすく、旨味が増します。
2. 大きさ
- 天然真鯛: 成魚の平均サイズは40~60cm程度ですが、大きいものは70cm以上に達します。
- 養殖真鯛: 出荷時は一般的に40~50cm程度、約2~3kgのものが多いです。
3. 味
- 真鯛は、脂が控えめで上品な旨味を持つ白身魚です。調理方法によって風味が変化しやすいのが特徴です。
- 天然真鯛: 身が引き締まって弾力があり、さっぱりとした旨味が特徴。刺身や焼き物に最適。
- 養殖真鯛: 天然に比べて脂がのっており、しっとりとした食感。煮魚や鍋料理にも向いています。
4. 栄養素
- 高タンパク・低脂肪で、ビタミンDやビタミンB群が豊富です。特にカリウムやマグネシウムといったミネラルも多く含み、栄養バランスが良い魚です。
愛媛県産真鯛の魅力
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豊かな漁場
愛媛県の瀬戸内海は、潮の流れが緩やかで水温が安定しており、真鯛の成育に理想的な環境です。 -
養殖技術の高さ
愛媛県は養殖真鯛の生産量が全国トップクラス。餌や育成環境にこだわった養殖が行われており、品質が非常に高いと評価されています。 -
多彩な調理法
煮物、焼き物、刺身、鍋、寿司など、さまざまな料理で楽しめる汎用性の高さも魅力です。
愛媛県の真鯛は、天然物と養殖物どちらも高品質で、味の良さや栄養価の高さから、全国的に評価の高い名産品です。
今回は鍋料理にして、旬を堪能しました。
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