◆不織布マスク 立体型 プリーツマスク
最もポピュラーな「不織布(ふしょくふ)マスク」といえば、白くてプリーツ状になっているものですね。
おなじみになった不織布マスク、やはり飛沫を防止するにはもっとも性能がよいと、
理化学研究所や長崎大学などでも実験の結果がでていました。
その不織布マスク、素材はいったい何でできているでしょう。
不織布マスクの素材は何?
もしかして不織布って、布じゃないから「紙なんじゃない?」
いいえ、答えは「シート状の化学繊維」です。
シート状になった化学繊維は、ポリプロピレンでできています。
ポリプロピレンはプラスチックの仲間。
そしてプラスチックは、原油からできています。
不織布のマスクは元は原油で、プラスチックの仲間だったというわけです。
それなら、使った後はプラスチックごみとして捨てるの???
と一瞬思ってしまうのですが、プラスチックごみは資源として再利用するために分けて出すところが多ですよね。
不織布マスクはどう捨てるのが正解?
プラスチック製品のゴミとしては出さない
地元名古屋市の場合ですが、プラスチック製品のゴミは、資源用のゴミ袋にいれて分別して出します。
そのとき、不織布マスクはプラスチック製品のゴミとしては出しません。
◆プラスチック製容器包装のゴミの出し方(名古屋市)
それはなぜかというと、
プラスチック製容器包装のゴミは、回収後にリサイクルして、パレットや車止めとして再利用されるからです。
◆プラスチック製容器包装は回収してリサイクル(名古屋市)
不織布マスクはプラスチック製とはいえますが、「リサイクルする容器包装ではない」のです。
不織布マスクは可燃ごみとして捨てる
では不織布マスクはどう捨てるか。
それは可燃ごみとして捨てます。
◆可燃ごみの例(名古屋市)
可燃ごみとしての例の中にマスクは見当たらないのですが、「おむつ」はありますよね。
「紙おむつ」も表面は不織布が使われていますが、可燃ごみになっています。
※紙おむつの表面材(皮膚にあたる部分)に用いられている不織布は、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの繊維が用いられています。
やはり、リサイクルするものではないからのようです。
個別の項目を見てみると、マスクは「可燃ごみ」になっていました。
◆マスクのゴミの捨て方 可燃ごみに
以前から可燃ごみに出してはいたものの、確認するとなんだか安心します。
ちなみに不織布マスクの素材のポリプロピレンは、燃えます。
チャッカマンで火をつけると燃えます。
織らない布=不織布
細かい繊維状のものを織ったり編んだりしないで、つまり織らないまま布状にしたものが不織布で、
水の圧力で絡ませたり、接着剤でくっつけることで不織布になります。
不織布の用途
不織布はその製造方法により、多くの身近な製品になっています。
いくつかをとりあげてみますね。
- ティーバッグ
- 乾燥材
- フィルター
- 芯地
- ワイパー
- おむつやナプキンの表面材
- おしぼり等
- カーペット
- 自動車内装材等
不織布(ふしょくふ)のマスクの素材は何?ゴミの分別はどうする?まとめ
不織布マスクはプラスチック製ですが、可燃ごみとして出す地域が多いです。
出すときはご自身の自治体で確認してくださいね。
最近は色や形のバリエーションが増えて、おしゃれな不織布マスクも出てきましたね。
どうしてもマスクが足りなかった時の対処法
今は使い捨てできる量がありますが、以前マスクが不足していたとき、ある対処法があることを知りました。
それは、
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洗ったり消毒しないでそのままで5日経過したらまた1枚目から再利用します。
実際マスクの足りないアメリカでは、この方法が推奨されていたといいます。
この話題は、ある病院の院長先生がブログにかかれていたのですが、
「 根拠として新型コロナウイルスは物の上では72時間で不活化する」からだそうです。
そのため72時間より長い5日ごとに使用するということになっています。
また新型コロナウイルスは紫外線で2分で半減するという研究もあるそうなので、日中天日干しするとさらによさそうです。
もちろん、殺菌スプレーをかければさらによいはずですね。
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