
12月に入りました。師走という言葉、今はあまり聞かなくなりましたが、年末とクリスマスの、そわそわワクワクするような1か月は、今も変わりませんね。
今年は床の間にも飾れる、和モダンなリースを作ってみたくなりました。
日本の家屋に、きらびやかな派手な装飾はちぐはぐになりそうですから、やや落ち着きのある日本の暮らしになじむリースにしたいと思います。
「和モダン」というイメージに近づけて、12月の暮らしにぴったりの室内飾りです。
和モダンなシルク布のリース
和モダンなリースを着物生地で12月限定のリース作り

12月の印象は、師走、冬本番、クリスマス、年末、慌ただしいといったイメージがあります。
また冬になり紅葉も終わり、冬景色が静けさと共に広がります。
そんな12月の印象を部屋飾りにするには、和モダンな雰囲気がぴったりですね。
生け花とも、ドライフラワーとも、フラワーアレンジメントともちがい、生花(造花でも)や草木を部屋の飾りに取り入れたいとおもいました。
そこで和モダンな雰囲気のでる、柳のリースを土台にして、着物のシルクの布の赤い色(えんじ色)を巻いて、南天を花材にしてみました。
和モダンな日本のリースを作る

<材料>
- 柳のリース:直径約16cm×2.2cm:ブラウンMサイズ(セリア)
- 着物のハギレ:シルク素材を適量(えんじ色と緑色)
- 水引:白銀を適量
- 南天の葉と実
- 松ぼっくり:小さいもの1個
- 接着剤:ボンド、グルーガン
- ワイヤー:2ミリくらいの太さ少々
- 糸:茶か緑の糸少々
<作り方>
- バケツなどに水をためて、4~5時間以上リースを水に浸しておく(全体が浸るようにする)。
- 柳のリースから、枝を5~6本抜き取る。
- 本体のリースをタオルで水分をふき取る。
- 本体の3分の2ほどに、割いた布を巻き付ける。
- 抜き取ったうちから、3~4本を濡れている状態でカーブを適度につけて、本体に添わせ、ワイヤーで本体にとめ、布でワイヤーを隠す。
- 白銀の水引を2本、本体に絡める。南天の葉と実を糸でくくってから、本体につける(布に挿しました)。
- 葉や枝部分が下向きになるようなら、一部をリースに糸でとめつける。
- 松ぼっくりを一個グルーでとめつける。
- 緑色の布で短冊のような飾りを作ってつける。
飾りはどんなものでもいいのですが、和モダンな印象にするため、
シルクの布は、えんじ(深紅)とし、白銀の水引き、金をまぶした松ぼっくりとしました。
赤ベリーの代わりに、庭の南天を。
クリスマスカラーとも融合しやすい色かと思います。
また、床の間に置いても重厚で品があるかと思います。
和モダン的には「余白」が大切になります。
片側に和要素をまとめると「和モダン」の雰囲気が一気に出るでしょう。
壁に吊るそうと思いましたが、静止することができないため、インテリア用のイーゼルにたてかけました。
床の間に置くときは、壁に白や銀の織の袋帯をかけて、雪景色を意識してみました。
玄関の靴箱の上に置いてみても、しっくりきます。
壁にかけるように、三つ編みにした布をつけているので、壁にとりつけることも可能です。
和モダンのイメージと歴史

日本でリースが飾られるようになったのは、1990年代後半~2000年代にかけてです。
当時、雑貨ブームや北欧インテリアの流行、ハンドメイド文化の広がりなどの影響で、
クリスマス以外にも「季節のリース」を飾る文化が徐々に広まっていきました。
確かに私の20代のころは、家庭でリースを飾る習慣は全くなかったと思います。
現在は、花屋さんやや雑貨店に常時リースコーナーがあったりします。
手作りキットが年間を通して販売されていますし、通年のインテリアとして定着しつつあるのではないでしょうか。
欧米ではリースは「永遠・幸福の循環」を象徴するアイテムですが、日本では用途がより自由で、「季節を楽しむ飾り」として、玄関や部屋の飾りに使われています。
季節を楽しむリース
「季節の枝もの・花・ドライフラワーを使ったリース」は海外よりも日本の方が種類が豊富のようです。
- 春:ミモザリース・桜のアーティフィシャル
- 夏:グリーンリース・ハーブリース
- 秋:木の実・紅葉のリース
- 冬:針葉樹のリース・白×銀で雪をイメージ
玄関のリース
欧米では「訪れる人への歓迎」の意味がありますが、日本でも近年その感覚が広まっていますよね。
「お客様を迎えるシンボル」として玄関リースを飾るお宅は増えているように思います。
記念日やイベントにプレゼント用に
リースには「永遠」「円満」の意味とその象徴として、贈り物にもよく使われるようになりました。
- ウェディングリース
- 出産祝い
- 新居祝い
- 誕生日の飾り
もらって嬉しい贈り物の一つになりました。
日本のリースの特徴は和モダンか?
日本のリースは、いろいろな素材が用いられ、多様な飾り方が楽しまれるようになりました。
- 和紙・着物生地
- ちりめん細工
- 組紐
- 帯地リボン
など、「和の素材」を取り入れやすいのが特徴です、ここ数年は「和モダンリース」の人気も出てきているようです。
体を温める美味しい酒粕の甘酒

これから冬本番にあたり体を温め簡単に作れる飲み物、酒粕甘酒を今年初めて作りました。
目安はおよそで良いのですが、基本的にこの量で作ると3人分が作れます。
- 酒粕 100g
- お湯 400cc
- きび糖:大さじ1から2
- 天然塩:ひとつまみ
<作り方>
- お湯に酒粕を入れて、混ぜながら溶かす(または2~30分置く)。
- 弱火にかけてさらによく混ぜ、完全に溶けてから砂糖と塩を入れる。
- アルコールを飛ばしたい時はその後3から5分沸騰させる。
お砂糖を大さじ1程度にすると、ほんのりとお酒のほろ苦さを味わえます。
※5分ほど沸騰させてもアルコールは完全に飛ばないと言われていますので、子供やこれから運転する時などは止めておいた方が良いと思います。
<酒粕甘酒に合うお菓子>
酒粕甘酒に合うお菓子は、和菓子なら、おはぎ・大福・羊羹または酒まんじゅうが良いかと思います。
この日は最中を茶菓子にして美味しくいただきました。



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