自立するトートバッグは、ちょっとしたお出かけにとても便利です。
広めのマチだから、必要なものがたっぷり入ります。
高さはペットボトルが隠れるくらいの24cmで、本体と同じ布で持ち手をつけました。
羽織だったきらめきのある生地ですが、控えめでいながら上品な仕上がりになり、洋服に和服にも合うと思います。
では作り方をお伝えします。
<出来上がりサイズ>
※高さ24 幅23.5 幅11 (スナップボタン付き)
軽い小さめのトートバッグ(着物リメイク)の作り方
<材料>
- 表生地:着物生地(反物の幅36)高さ32を2枚
- 裏生地:表生地の幅に、高さ7の表生地と、同じ幅で裏生地27を2枚ずつ
- 接着芯:表生地と同じ(厚め)と、持ちてと同じサイズ
- ポケット:裏生地、30×17
- 紐:表生地、36×10を2本
※表生地は着物の生地を利用し、絹で厚みのある生地
※裏生地は今回はシーチングを使用しましたが、お好みで
<作り方>
- 表生地に厚めの接着芯をはる
- ポケットを作る(縦半分にして返し口をのこし、わ以外のところを1cm縫い代で縫う)
- ポケットの返し口のある方の左右の縫い代をカットし、表に返してアイロンをあてる。
- 開口部のわになる方を、端から1cmほどのところにステッチをかける
- 裏を作る(裏地の表と裏用の表布を中表で、縫い代1cm で 縫い合わせ、縫い代を下に倒して端ミシンをかける)
- ポケットを上から7cm のところに取り付ける
- 持ちてを作る(接着芯をはり四分の一の幅にして周囲にステッチをかける)
- 表に持ち手をつける(中心から左右 6cm のところを紐の中心にして、7mm のところでミシンで止めておく)
- 表地 2枚とも底に 5.5cm の印をつけ、切り落とす
- 裏地2枚とも底に 5.5cmの印をつけ、切り落とす
- 表地を中表にして左右縦と底を1cm 縫い代で縫う
- 裏地を中表にして 左右縦と底を1cm 縫い代で縫う
- 縫い代を割り、底の部分を作るのに1cm 縫い代で縫う
- 裏地を表に返して表布(中が表になっている)に入れて、返し口 12cm ほど開けて、上から1cm 縫い代で上部を縫う
- 表に返してアイロンで整え、上部2ミリで端ミシンをする
- 形を整える
- スナップボタンをつける
ウールの紺の生地のトートバッグ
◆ウール 着物リメイク 小さめ トートバッグ 紺色
別に紺色のウールの着物生地から、同じタイプのトートバッグを作りました。
これは反物の幅が37.5cmあったので、高さを2.5センチ高くし
先のは羽織から作ったものより、若干大きくなりましたが、自立しとても軽いバッグになりました。
紐の長さは、表生地、36×10で作りました。
今回の羽織からリメイクしたトートバッグも、ウール着物からリメイクしたトートバッグも、反物の幅を幅いっぱいに使用して、無駄なく簡単にできるトートバッグです。
重いものを入れるとき
重いものを入れると、布製のため底がたわみます。
底に厚い紙を敷くと、たわみが気にならなくなると思います。
バッグそのものをなるべく軽量にしたいので、厚紙がよいはずです。
バッグの中を整理するポケットケース収納
◆布製バッグの中の整理ポケット
小さめのトートバッグでも、中身の整理にはインナーバッグやバッグインバッグなどがあると使い勝手がよくなります。
そこで布製で、軽くて収納しやすいインナーポケットのようなものを作てみました。
持ち歩きたいものはたいてい決まっています。
その幅に合わせて、入れる場所も決めてしまえば、すぐに取り出せ迷うことはありません。
そして私の場合は、真ん中にお財布と眼鏡ケースを入れることで、すぐにお出かけができるようになりました。
バッグが変わっても、そのまま移植するのも超簡単。
やはり布製は軽くて洗えるのがいいですね。
<用意するもの>
- たて29cmよこ52cmの布を2枚
<作り方>
- 二枚を中表に合わせて、返し口を残して周囲を1cm縫い代で縫う。
- 角の縫い代をカットする。
- 表に返しアイロンをかける。
- 上辺と下辺を2ミリの端ミシンする。
- 10cm折りあげ、両端を端ミシンする。
- 入れるものの幅に余裕を持たせて、ミシンで仕切りをつくる。
このサイズだと、今回のバッグの内側を1周して、少し足りないので、もっと長いものにしてもよさそうです。
かなり長くしても、場所をとらないので、とぐろを巻くようにして入れてもいいかもしれないです。
あらためて長いバージョンを作ってみる予定です。
着物姿に合わせてみると
羽織の生地からつくった小さめのトートバッグ、着物に合わせてみるとどうでしょう。
小紋の着物を着てみて、手にもってみたところ、サイズ感がとてもよく、主張しすぎないとバッグになったと思います。
カジュアルな着物にも、訪問着にも合うかと思います。
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