◆あられ
「あられ」と「おかき」と「せんべい」って、何がどう違うんだっけ?
どれもおいしい!って食べてるだけで、はっきりした違いを説明できずにいたので、この機会にしらべてまとめました。
結論は、「あられ」と「おかき」はもち米でできていて、
おせんべいはうるち米でできているということ。
あられ、おかき、せんべいの詳しい違いとともに、
- それぞれのカロリー
- なぜお茶漬けにあられが入っているのか?
という素朴な疑問についてもしらべてみました。
「あられ」と「おかき」の違い
◆左が「おかき」右が「あられ」
最初に「あられ」と「おかき」についてです。
この二つはどちらも同じ米菓子です。
どちらも、原料がもち米です!
「あられ」の漢字は
「霰(あられ)」という字があてられますが、氷の粒である「あられ」ほどの大きさの粒のものが「あられ」。
実際には、一辺が2~5センチほどのものは「あられ」と呼ばれています。
「おかき」の漢字は
「おかき」は漢字で「御欠」とかきます。
お餅を小さく切って(欠き)、乾燥させ色よく焼いてつくります。
なので「おかき」は「欠餅・かきもち」ともいいます。
ただし大きさによる厳密な区別はありません。
製造元がどちらの名称にするかは勝手に決めるようです。
あられ=おかきの特徴
◆海苔巻きあられと醤油あられ
あられとおかきは、原料が一緒で焼き方もおなじ、つまり出来上がりが同じです。
硬くて噛むと大きな音をたてますね。
そのボリッとかたいところがおいしいですよね。
あられ(おかき)の味つけ
あられ(おかき)は、塩または醤油の味付けが多いですね。
ほかに、ざらめをつけて商品化しているものやのりをまぶす、
のりを巻く、つぶし切らないもち米を使うものもあります。
あられ(おかき)の製造方法
◆あられ いろいろ
あられ(おかき)の製造方法は、
- もち米を洗う
- 蒸す
- 餅にする
- 固まりを薄く切る(または小さく切る)
- 乾燥させる
- 焼くまたは揚げる
- 完成
あられの製造方法がコンパクトにまとめられていた動画があったので、よかったら参考に。
「あられ」と「せんべい」の違い
次は「せんべい」との違いをみてみましょう。
「あられ」はもち米が原料ですが、「せんべい」は「うるち米」から作ります。
「うるち米」というのは、普段食べているお米のことです。
せんべいの特徴
「せんべい」の特徴は、軽快な歯ごたえと音です。
あられより軽く、食べ心地もあっさりしていますね。
同じ大きさなら、あられよりカロリーは少ないです。
せんべいの製造方法
◆黒豆入りのせんべい
せんべいの作り方は、あられの作り方とよく似ています。
製造方法をみてみると、
- 白米を洗う
- たっぷり吸水させる
- 粉にする
- 蒸して練る
- ひらたく伸ばして型抜きする
- 乾燥させる
- 焼いて味付けする
- 完成
「あられ」と「せんべい」のカロリー
次にカロリーの違いをみてみましょう。
原料の違いがカロリーの違いといってもよいと思います。
あられはもち米、せんべいはうるち米でしたね。
食べられる状態に炊いたもので比べると、
- もち米100グラム 202キロカロリー
- うるち米100グラム 168キロカロリー
もち米のカロリーの方が高いので、「あられ」を食べる方がカロリーが多くなると考えてよいです。
なぜお茶漬けにあられが入っているのか?
◆お茶漬け
お茶漬けには細かい「あられ」が入っていますね。
なぜあられがはいっているのか、不思議ですよね。
そこでお茶漬けの「永谷園」さんのHPでしらべたところこのような理由がわかりました。
◆質問:お茶づけの素にあられが入っているのはどうしてですか?
答え:あられを入れることで香りと歯ざわりが良くなるためです。
永谷園創業者の永谷嘉男が、京都ではお茶づけにかき餅を入れることにヒントを得、お茶づけ海苔にあられを入れることを考案しました。
なお、あられを入れることで袋の中の海苔や調味粉の吸湿を防いで乾燥を保つ働きもあります。
あられとおかき/せんべいとの違い/材用と作り方の違い/アラレ大好き・まとめ
「あられ」と「おかき」はもち米から作り、小さいものをあられと称することが多い。
もち米から作るので、うるち米から作るせんべいよりカロリーが高い。
「あられ」の方が「せんべい」よりちょっと高いのは、もち米を使っているせいでしょう。
食べだすとおいしくてとまらなくなるのがたまにキズ。
あられ好きにささげる京都のあられ!
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