
前回の絽の黒いスカートや羽織からリメイクした巻きスカート風のスカートに、今回のブラウスを合わせると、素敵な夏のセットアップになります。
今回は、外出にも屋内でも、ボトムスに合わせやすい、涼しく過ごせるブラウスを作りました。
「化繊のブラウスはペタつくけれど、着物の絹なら1日中サラサラ」です。
背中の空きをVにして肩と脇にスリットをいれ、風がすっと通り抜けるようにしたので、涼しさ満点です。
今回は少し柄のある薄手のシルク生地を使い、顔周りがパッと華やかになるかと思います。
他にも素材は夏物の銘仙や、薄手の単衣の小紋などがよいと思います。
夏に何枚あっても嬉しい、Tシャツ感覚で着られる大人のブラウスです。
今回も型紙なしで、まっすぐ縫うだけで作れ、気になるお腹周りをカバーして着心地が楽なデザイン、フリーサイズです。
風が通り抜けるブラウスのイメージ

松下先生のあわせローブをベースに、後ろ衿を変更、袖にスリットを入れる、丈を短くし裾に紐を通す形にしました。
(松下純子「型紙いらずの着物リメイク・ドレス」河出書房新書)
50代60代女性向けに、軽く涼しく過ごせることを目指しました。
Vネックですっきりした首元で、後ろ衿の空きが大きいことで空気が入りやすく、袖のスリットで袖からも通気性がよくなり、涼しさを感じるブラウスです。
裾はそのままでもよいですし、裾に紐通しを作っておくことで、絞ってコクーンのような形にもでき、ボトムスに何をはくかで、裾の印象を変更できます。
シルクでつくるればお出かけ用の夏ブラウスに、木綿で作ればデイリーの汗ばむ季節のTシャツ替わりに重宝すると思います。
動画内で、着物からリメイクしたシルクブラウス他、木綿の絞りのブラウス、シルクの無地ブラウスも、同じ作り方で製作しコーディネートしましたのでご覧ください。
デザインが同じでも生地が違うと印象がガラッと変わります。デイリーからお出かけまで対応できます。
風が通り抜けるブラウス・作り方

必要なもの
- 着物幅の生地:61cmを4枚
- 細い紐:約170cm
※ミシン縫いしますが、手縫いでもできます。
※今回使用したミシン針は普通地用11号、60番の糸です。薄地用ではありませんが、薄くてもハリのある生地だったためか問題なく縫えました。
作り方詳細
- 61cm の布 2枚を前身頃残りの2枚を後ろ見頃に決めます。
- 前身頃、後ろ身頃ともに中心から肩側に15cm、中止から下に40センチで印をつける、裏に斜めに線を結ぶ。
- 斜め線の下に接着テープを貼る。(生地の伸びを防ぐため)
- 斜め線の上を倒し、端から7~8ミリのところに押えミシンをする。
- 15cmの断ち切りのところに、ほつれ止めのジグザグミシンをかけ、生地が浮かないようまつり縫いをする(上8cm下に20cmくらいのところを)。
- 前身頃の斜めのところ、上から21cmに印をし、印同士左右を重ね、上から31cmまでを押えミシンする。
- 後ろ身頃は、斜めのところ、上から20cmに印をし、印同士左右を重ね、裾まで押えミシンをする(端から5mmほどのところ)。その後縦の重なりの上かそのすぐ横をミシンで押さえる。
- 肩山にほつれ止めのジグザグミシンをしてから、中表にして肩を1cmの縫い代で12cm縫う。縫い代をアイロンで割る。
- 縫い代に、7~8ミリのところに押えミシンを先までする。
- 脇にスリットをつけるため、中表にして、脇の上から21cmのところから、下から15cmのところまでを、縫い代1cmで縫う。アイロンで縫い代を割る。
- 袖口の縫いどまりから肩までを1cmで割り、アイロンをあてて、5ミリくらいのところを押えミシンする。袖口あき止まりは返し縫いをする。
- 脇のスリットを縫う。あき止まりは返し縫いする。
- 前の裾は4cm重ねて、裾から上に5cm重ねて、手縫いで閉じておく(糸はあとで抜く)。
- 裾を1cm、2cmの三つ折りにして、ミシンで端縫いする。
- 完成
- このあと紐を通してもよい。
※紐を通して、片側に結び目をしてコクーンのように裾をすぼめた形にすることができます。紐の長さは約170cmで、合わせるスカートやパンツによってつけてください。
型紙なし・フリーサイズのフレンチスリーブのブラウス

◆同じデザインで木綿絞りのブラウス
今回のブラウスも着物幅を利用して型紙なしで製作します。
前は合わせを途中までにすることによって前からの通気性も良くしてあります。
大きな部位の襟元はすっきりした見た目で、背中のシルエットはすっきりするように縫い目を抑えてあります。
ガストのところで 104cm ありますので、LLサイズの方も十分 着用していただけると思います。
160cm なので紐通しを作らない場合は、もう少し丈を短くしても軽快な印象になると思います。
着用してみた感想

暑い日差しの中来てお出かけしてみました。日中の気温30°cを超える日でしたが、衿あきが大きいのと肩スリットのおかげで、風が吹くと体の中を通り抜けるような涼しさがあります。
薄手のシルクはとても軽くてさらっとした着心地。
木綿の絞りは肌にはりつくことなく、サラサラ感が続きます。
涼しい~~、頭の中もすっきりしてきます。
合わせたスカートはいずれもシルクで、着ているのを忘れるくらいの軽さで、思わず笑みがこぼれます。
こんなに快適な洋服になるなんて!夏こそシルクにたよりたいと思うほどでした。
これから汗ばむような気温でも、シルクは放湿性もすぐれていますから、Tシャツのかわりに何枚も作って、愛用したいと思います。
※今回は『型紙いらずの着物リメイク・ドレス』(松下純子著)掲載の「あわせローブ」を参考に、後ろスタイルを変更し、袖にスリットを入れ、丈を短くし裾に紐を通す形にしました。


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