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万古焼(ばんこやき)の土鍋・8/9/10号は何人分?特徴と手入れ法を詳しく

土鍋といえば萬古焼(ばんこやき) 特徴は?ごはんも炊ける万能調理器。土鍋の鍋物の画像 暮らし

土鍋といえば萬古焼(ばんこやき) 特徴は?ごはんも炊ける万能調理器。土鍋の鍋物の画像

「万古焼・ばんこやき」といえば土鍋が代表格、三重県四日市の名産品です。

生産高は全国の約80%を占めています。

冬は土鍋で、おでんや鍋ものをよく作ります。

ただ「重い、割れやすい、扱い方がわからない」など、

利用しようにも壁が高いようで、使わない人も増えているとか。

使い始めこそひと手間かかりますが、あとは便利に使うだけです!

  • 土鍋の大きさの号数による対応人数
  • 土鍋の特徴
  • 土鍋のお手入れ方法

を詳しくまとめてみました。

万古焼土鍋の大きさ(号数)による対応人数

土鍋のきさは号数で表されていますね。

号数に対応する人数、この目安です。

6号

1人用
7号

1~2人用

8号

2~3人用

9号

4~5人用

10号

5~6人用

万古焼の土鍋の特徴

万古焼の土鍋の特徴としては、

  • 強い火に対する耐久性がある
  • 保温性が高い
  • 温まりにくい

という点です。

特に強火に対する耐久性は、陶土原料に含まれるリチウム鉱石の働きによるものなんですね。

この鉱石が陶土中に40~50%含有されているため、直火にかけたり空焚きに対しても十二分に耐えることができるそうです。

利点と欠点は裏表

土鍋は熱が伝わるのに時間はかかります、それが欠点ですが、その分一度温まると冷めにくいという性質の土鍋。

温かいまま食べたい料理には、絶好の料理器具です。

 

土鍋は直火OK、なぜ?

萬古焼の土鍋、煮込み料理画像

◆土鍋料理

土鍋は直火OKですが、それはなぜか。

直火対応の器の場合は、生地の内部に目には見えない大きさの無数の気泡があります。

この気泡が熱の伝導を穏やかにして、急激な熱の変化を防ぐことができます。

ゆるやかに熱せられることが直火対応の理由です。

ほかの器では密度が高すぎて、熱の伝わりが早すぎて割れてしまいます。

万古焼の土鍋の種類

一般的な土鍋だけでなく、

  • 陶板
  • タジン鍋
  • ごはん鍋
  • 炭コンロ

など、多彩な土鍋商品が開発されていますよ。

IH対応・直火対応

以前は直火のみ対応だった土鍋ですが、

現在は直火とIHの両方に対応する土鍋ができています。

両方対応の土鍋はやや割高です。

土鍋の使い始めの注意点

直火専用の萬古焼の土鍋、8号画像

◆購入したばかりの萬古焼の土鍋8号(2~3人用)

土鍋は使う前に「目止め」をしてから使います。

「目止め」とは土に混ざった気泡の小さな穴をふさぐことです。

直火専用の萬古焼の土鍋、ご使用前の注意、目止めについて

◆万古焼の土鍋の使用前の目止め注意書き

「目止め」の方法は

  • 片栗粉をといた水を一度沸騰させる
  • 米のとぎ汁をいれて一度沸騰させる

のどちらかをするように、説明書に書いてありました。

そのほか、「おかゆを炊く」でもよいです。

そのでんぷん質で穴を埋めてしまおうというわけです。

いずれかの方法をとってから、洗って乾かしてから使います。

買ってきたらすぐ使いたいところですが、このひと手間はかけてあげてくださいね。

またシーズン最初の使い始めも、目止めをしましょう。

「目止め」には、においや汚れが付くのを防いでくれる効果もあります。

※人工的に強度を増した土鍋は目止めをする必要はないようです。

土鍋でご飯を炊く方法

土鍋でご飯を炊く方法

◆土鍋で炊いたご飯

土鍋は様々な料理に使える万能料理器具です。

特にご飯を炊くのに使うと、おいしく出来上がるということで、

ごはん専用の土鍋もあります。

<土鍋でご飯の炊き方>

  • ゆっくり加熱
  • 蒸気が出たら弱火で5分
  • 火を消して15分蒸らしてできあがり

そのほか土鍋でできる料理

ご飯を炊くだけでなく、鍋物はもちろん、

  • カレー
  • もつ煮込み
  • おでん
  • シチュー

などの料理にも利用でき、ほぼ一年を通して使うことができます

火にかけてそのまま食卓に出すことができるので便利です。

保温調理もできる

私は土鍋を保温調理によく利用します。

たとえば、大豆を煮るのもとても簡単にできます。

「乾燥大豆と水を入れて火にかけ、数分後火からおろして毛布でくるんで保温」しておきます。

半日ほど放置すれば、大豆が煮あがっています!

そのあとで必要な分だけ味付けをすればよいので、煮豆も簡単ですよ。

お試しくださいね。

土鍋の扱い方の注意点

萬古焼の土鍋、冷めにくい利点を生かして冬の鍋物に

便利な調理器具の土鍋だから、いつまでも使い続けたいですね。

そのためには注意したいことがあります。

割れないための注意点

土鍋は温度差に弱いので、割れないための注意点がこの三点。

  • 濡れたまま火にかけない
  • 熱した土鍋を冷やすのに一気に水などを入れない
  • 水分が残らないよう底を上にして乾燥させる

料理の匂いをつけないために

料理の臭いがつかないためには、鍋の中にいつまでも料理を入れておかないこと。

この注意点さえ気を付ければ、意外と使いやすいと思えるはずです。

土鍋の説明書には書いていなかったので、

これらのことを土鍋の箱などに書いておくといいですよ。

萬古焼の土鍋の箱、日本製、大黒鍋

◆萬古焼の8合土鍋(直火専用)の箱

もし使っていない土鍋があれば、この点に気を付けてぜひ使ってください。

手入れ・洗い方で困ったら

洗うときは、しっかり冷ましてからにします。

土鍋は急な温度差に弱いので、熱いままで洗わないようにしてください。

汚れがひどいとき、焦げ付きができた場合は、お湯を張ってしばらく置いてから洗います。

このとき、タワシなどでゴシゴシ洗うのはやめましょう

万古焼(ばんこやき)の土鍋・8/9/10号は何人分?特徴と手入れ法を詳しく・おわりに

万古焼の土鍋の大きさによる対応人数、特徴と手入れ法を詳しくまとめました。

鍋物、煮込みもの、保温調理などにも、またご飯がおいしく炊けるとも評判です。

風情のある万古焼の土鍋は、一年中活躍しますよ。

シックで高級感のある萬古焼の土鍋

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キラコ よしえ

美容健康暮らしのライター。公務員として福祉行政に従事、退職後、着付け師範、着物着付け教室主宰、独自二部式着物考案で雑誌掲載、女性アパレル商品監修など。 温泉好きで温泉ソムリエ資格取得。園芸好き。子供3人の子育て経験。夫婦でドライブ温泉旅行好き。

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