ショウガは体を温めることでよく知られていますし、様々な料理に使われていますね。
生姜の体を温める効能は、生のままで利用してももちろん有効ですが、より一層効果的に使うには、加熱して乾燥させることが最も成分が増えるそうです。
生のまま乾燥させたものよりも、加熱してから乾燥させていることで成分のショウガオールがなんと10倍にもなるそうです。
乾燥させて粉末にするまでには少々手間がかかるものの、粉末にすれば生姜の効能を体に取り入れやすくなります。
ショウガの粉(粉末)の作り方
◆スライスして蒸したショウガ
自分で作る粉末ショウガの作り方
繊維にそって薄くスライスし、蒸し器に均等にならべて均等に火を通します(約30分)。
その後パリパリになるまで乾燥させます。
オーブンならシートに重ならないようひろげ、80から120度の間で約1時間、カリカリにします。
ショーガオールは170度以上で活性がなくなるといわれているので、ミルサーで粉々に、またはすり鉢ですって粉にします。
乾燥させると生の重量の約10分の一になり、ふたのある入れ物で保管します。
ショウガの粉末の使い方
◆黒糖入り生姜湯
- お湯に溶いて生姜湯にする
- 紅茶に入れて生姜紅茶にする
- 料理の中にパラパラと入れる
など粉末にすることで使い道が増えます。
蒸す乾燥させるということで成分がぎゅっと凝縮させるので体の中が芯からポカポカ温まります。
自分で作っての体験談
実際作ってお湯をいれ、黒糖を入れて飲んでみました。
ショウガの香りがよく、20~30秒で体の中から温まってきたのがわかりました。
そしてじきに汗もでてきて、ショウガの温まり効果はすごいと感じました。
ショウガの成分と効果の違い
◆蒸して乾燥したショウガ
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生のショウガ(生姜オール)
- 主成分:ジンゲロール
- 特徴:抗炎症作用・殺菌作用が強いが、体を冷やす性質がある。
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乾燥ショウガ(ショウガオール)
- 主成分:ジンゲロールの一部がショウガオールに変化
- 特徴:体を温める効果があるが、変化する量は少ない。
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蒸しショウガ(最も温め効果が高い)
- 主成分:ジンゲロールの多くがショウガオールに変化
- 特徴:発汗作用・血流促進が強まり、体の深部から温める効果がアップ。
ショウガを温める力を強くする作り方
1. ショウガを薄くスライスする(3mm程度)
2. 蒸し器で約30分蒸す
3. 風通しの良い場所で天日干し(3~5日)または低温(50~60℃)のオーブンで乾燥させる
蒸すことでショウガオールが増え、体を温める効果が高まるので、冷え対策におすすめです!
はい、ショウガの体を温める成分はショウガオール(Shogaol)です。
ショウガオールは、生のショウガに多く含まれるジンゲロール(Gingerol)が加熱や乾燥によって変化したものです。
ショウガオールの増加率
研究によると、ショウガを蒸してから乾燥させることで、ショウガオールの含有量は生ショウガの約10倍に増えると言われています。
- 生ショウガ:ジンゲロールが多く、ショウガオールは少量。
- 乾燥ショウガ:ジンゲロールの一部がショウガオールに変化し、温め効果が上がる。
- 蒸しショウガ(加熱+乾燥):ジンゲロールの多くがショウガオールに変化し、温め効果が最大化(約10倍)。
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