ぬか漬けは美味しいですよね。特に暑い季節は毎日食べたいほどです。
そこで買うのはやめて、ぬか漬けを作ることにしました!
過去にも何度も続けた経験があるので、難しいとは思いません。
ただ今回は、一人暮らしの準備もかねて、息子に覚えさせることに。
そのため、すぐにぬか漬けが始められるものにしました。
ぬか漬けの元になる「ぬか床」を作るのに、本来なら何十日もかかるのですがそれを省略。
いいものがあるのですよね、いまは。
ぬか漬けを簡単に始めるには
ぬか漬けを始めるのに必要なものは、もちろんそれは「ぬか床」です。
「ぬか床」にするには、何が必要かというと、
- 米ぬか
- 塩
- 水
- 漬け込む植物片に付いている「菌」
この四つ、すぐにも手にはいります。
米ぬかはスーパーか、精米機、お米屋さんで手にはいります。
野菜片だって、ありますよね。
だけど、ここからぬか床にするのが大変です。
早くて20日遅くて3か月ほどかかります。
上手く出来上がればいいですが、もし失敗したら使えなくなります!
日数もかかるうえに、失敗しとなったら。。。
そこで、初心者はそこまでの仕込みをしたものを買うという選択です!
「ぬか漬けセット」を買ってはじめる
◆最初につけたぬか漬け、三種類の野菜
出来上がった「ぬか床」を買うことで、初日からぬか漬けが始められます。
いえ、自分がつけたぬか漬けを食べることができます!
出来上がった「ぬか床」はなんと180日もの期間、美味しいぬか床になるよう準備されたもの。
「美味しいぬか床」って一口にいっても、初心者がやるのは難しいので。
◆ぬか漬けのセット(熟成ぬか床・容器・うまみの追加材料・説明書)
まずはぬか漬けのセットを買ったのです。
ぬか床と野菜のつけ方
ぬか床は1キロずつ袋に入り、合計2キロ分。
全部付属の容器にあけてしまいます。
2キロ全部を入れて、すき間が3割ほどある状態。
ここに野菜を入れるのですから、ちょうどいい量です。
熟成されたすぐに使えるぬか床なので、すぐに野菜をいれて。
◆初めてきゅうりとなすを漬ける
とてもやわらかいしっとり(ねっとり)したぬか床です。
きゅうりはそのままのサイズで、なすは縦半分に切って漬けます。
ぬか漬けの野菜、適量を入れる
ぬか床に入れる野菜は、多すぎはNGです。
多すぎて野菜の周り全体に、ぬかがつかないようではうまく漬かりません。
少ないのはかまわないので、食べる量を考えて漬けるようにしたいです。
この容器の場合は、説明書に「きゅうり2~3本」または「なすは2本程度」となっていました。
初心者向きぬか漬けの野菜は?
ぬか漬けで失敗の少ない野菜からはじめます。
- きゅうり
- 人参
- なす
- 大根
最もポピュラーで一番人気が、きゅうり。
きゅうりの漬け時間は8時間ほど。
真夏は6時間くらい、気温が低いと12時間~15時間ほど。
気温によって仕上がる時間が変わるので、いつつけたか覚えておくか、食べるときをみはからって前もって漬けるように。
ここが面倒なところですね。
だいたい○○時間で食べごろ(つかる)っというのがわかるようになるには、何度か経験が必要ですから。
冷蔵庫にいれての保管もいいですが、温度が低いので(いわゆる冬の気温)当然つかるのに時間がかかります。
かたい野菜は漬かるのに時間がかる
きゅうりを入れるなら、ほかの野菜も同時進行してみましょう。
野菜室にあった人参・大根・なすもつけてみます。
その三種類はきゅうりより時間がかかりますよ。
1.5倍から2倍ほどの時間がかかると思ってください。
大根の場合は縦に四分割して漬け込むのがよいですね。
漬かった!を見極めるには
ちょうどよい具合に漬かったかどうかを見極めるには、どうしたらいいか。
漬かりすぎは防ぎたいですからね。
「2~3時間おきに、手を入れてさわってみる」のがやはり一番でしょう。
きゅうりなら8時間ほどで、しっとりと全体が柔らかくなっています。
でも外見で分からなければ、一切れ切って味わってみましょう。
中の色が変わっていて、ぬかの旨味が満ちていればOKです。
もしまだだなと感じたら、ぬか床の中にもどせばいいんですから。
あと、1時間? 2時間くらい?と考えて、そのころあいにまた味見を。
その繰り返しで、「この気温なら〇時間くらいだな」という見当がつくようになります。
漬かったら洗う、切る
さて、ちょうど漬かったら、水道水を流しながらついているぬかを落とします。
水を切るか、ぬぐってから、食べやすい大きさに切ります。
まだ食べない分も遣ったら洗う、切る
多く漬けすぎたときは、残しますよね。
残す分は、ぬか床の中に残さないでね。
さらに漬かって、辛くなる・色が悪くなる・味がまずくなるなど変化していきますから。
とにかく漬かったものは、それ以上置いておかないで、出す⇒洗う⇒切るをして、冷蔵庫へ。
ぬか床のお手入れは毎日?
20年間くらいはぬか漬けを経験してますが、毎日かき混ぜなくても問題ありませんでしたよ。
(保障はできませんが。。)
まずは夏の間、一日一回は混ぜる、という程度はやってみてください。
ぬか床は生きているので、底から毎日かき混ぜて空気にふれさせることで、半永久的に新鮮さを保てます。
水っぽくなってきたら、ぬかや塩を足す。
◆添付されていた塩・みかんの皮・唐辛子・昆布
その際、みかんの皮・唐辛子・昆布などを足すとよい、ということで同封されていました。
容器は深い方がまぜやすい
購入した「ぬか漬けセット」の容器は、高さが9センチです。
野菜を入れるのに、ぬかをよけたり混ぜたりするのに、こぼれやすいです。
家族が3人以上だと、これでは小さいと感じるかもしれません。
できれば壺のような深い容器が混ぜやすくていいですよ。
美味しいぬか床を維持するための旨味
今後ぬか床の美味しさを継続させるには、旨味となる元が必要になります。
- 昆布
- 干しシイタケ
- 唐辛子
- 山椒の実
- 生姜
- 煮干し
を今まで利用してきましたが、ほかにもそれぞれの家庭で入れているものがあります。
たくさんは必要ありませんから、これら旨味の元になるものを入れて「我が家だけのぬか床」を育てていくのが、ぬか漬けの楽しみです。
◆ぬか漬けのセットで始めたぬか床5日目
ウチの場合は、ぬか漬け男子になるかもしれない息子用の、「オレだけのぬか床」になるといいなというわけですが。
初心者でもぬか漬けができる、それには最初はぬか漬けセットの利用がおすすめ!
漬ける時間や量の経験を積む、そして塩や旨味を足してくことで「自分だけのぬか床の味」ができあがっていく。
今日のぬか漬けはうまくいったなあ、とか少し塩気が足りないなあとかね。^^
ぬか漬けを食べるたびに、ぬか床の調子や体調を知るっていう感じですね。
説明書も入っているので、まったくの初心者でも最初から旨い!と言いながら食べられましたよ!
このぬか漬けセット、買ってからわかったんですが、
- 材料すべてが無添加で国産原料だった
- 1キロのぬか床の中に2億2千万個の植物性乳酸菌がいる
- 180日以上かけて熟成させた「ぬか」だった
- 良い菌なので整腸作用あり
とまあ、ぬか床の最初の仕込みをしてくれているのが助かりました。
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