福笑いでおなじみの「おかめ」で新年はみんなで遊ぼうと思い、手作りしてみました。
フェルトを使い、キルティングの生地をはさむなどして、ふっくら感をだしてみました。
紙のものより存在感があり、いっそう笑いのネタになりそうかと。
おかめの福笑い手作り方法
おかめの福笑い必要な材料
- 各パーツにふさわしい色のフェルト適宜
- フェルトの色にあった刺繍糸
おかめの福笑い作り方
おかめの顔形実物大の下書きをします。
- それぞれのパーツにフェルトを切り抜きます。
- 目以外のパーツは二重にして、刺繍糸で周りを止めます。
- お顔全体の裏にキルティングと白いさらし木綿をつけています。
- 目は、肌色白目黒目の順に重ねています。
「おかめ」という名前やそのお面には、日本の伝統文化に根差した深い意味や象徴があります。
おかめの意味と由来
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名前の由来
- 「おかめ」は、「お多福(おたふく)」とも呼ばれる、ふくよかで笑顔の女性を描いたお面やイメージを指します。
- 「おかめ」という名前には諸説ありますが、古くは「お亀」や「亀女」などの名前が語源ともされており、「亀」が長寿や幸運の象徴であることに由来すると考えられています。
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象徴するもの
- 福を呼ぶ存在: おかめはその笑顔や穏やかな表情から、「福をもたらす女性」として親しまれています。
- 家庭的な女性像: おかめは、家庭を守り、献身的で優しい女性のイメージを象徴します。
- 豊穣と繁栄: その丸い顔立ちや満ち足りた表情が、豊作や子孫繁栄を願う象徴とされています。
おかめのお面の特徴
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丸くふくよかな顔
- 豊かさや幸せを象徴するふくよかな顔立ちが特徴です。
- 顔の中心がふっくらとしており、親しみやすい印象を与えます。
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やや上を向いた目と笑顔
- 穏やかな目元と控えめな微笑みが、平和と幸福感を表現しています。
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可愛らしい額のぽっちり
- 額に小さな丸み(ぽっちり)があるのが特徴で、これが愛嬌を増すポイントとされています。
おかめの文化的な役割
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縁起物として
- おかめのお面や置物は、家や商売繁盛を願う縁起物として飾られることがあります。
- 伝統的な祭りや舞台(特に狂言や能)で、おかめのお面が使われることも多いです。
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お多福豆やお多福料理
- 節分の際、「お多福豆」と呼ばれる福豆が登場するのも、おかめのイメージに関連しています。
- 「お多福」という名前は、幸せや福を象徴するものとして日本の文化に深く根付いています。
おかめの精神的な意味
- 笑顔と感謝の心
- おかめの穏やかな表情は、「日々の生活を感謝の気持ちで送り、笑顔を忘れない」ことの大切さを教えてくれます。
- 女性の内面的な美しさ
- 外見の美しさよりも、内面の優しさや愛情深さを尊ぶ日本の価値観を象徴しています。
おかめの福笑いで新年早々大笑い!福笑いを手作りしてみた・まとめ
おかめは、「幸せ」「福」「穏やかさ」を象徴する存在として、日本人の心の中に深く刻まれています。
その愛嬌のある表情や縁起の良さは、現代でも人々に親しまれており、節目や祝い事でその姿を目にすることが多いです。
特に江戸時代以降、愛称や縁起物としての意味が強まり、人名としての使用は少なくなったものの、広く親しまれる象徴的な存在となっています。
お亀の方(徳川家康の9男・義直の母)はどんな人?
おかめつながりで、お亀さんという人がおかめのモデルになっているのかと調べてみました。
あの徳川家康の側室に「お亀の方」があり、初代尾張藩主である義直の母です。
徳川家康の9男・義直の母である「お亀の方」について、わかっていることを記しておきます。
お亀の方(相応院)は石清水八幡宮の祠官・志水宗清の娘として生まれ、最初は竹腰正時に嫁ぎ子をもうけましたが、正時と死別。
その後、家康に見初められ文禄3年(1594年)に21歳で家康の側室となりました。
翌年、家康との間に仙千代を生みますが、仙千代は6歳で早世。
その後、慶長5年(1600年)に徳川義直(後の尾張藩初代藩主)を出産しました。
家康の死後は「相応院」と名乗り、名古屋城で義直とともに過ごしました。
晩年には徳川家の家政や政治的問題にも関与し、義直のいる尾張でその役割を果たしました。
彼女の菩提寺として、名古屋市千種区にある「宝亀山相応寺」が建立されています。
お亀の方は、家康の子供を産んだ側室の一人としてだけでなく、子供の早逝や家族を支えた姿勢が歴史に残っています。
また、義直が尾張藩の基礎を築く重要な時期を支えた母親としても評価されています。
「おかめ」という名前は、日本に古くからある名前で、特に江戸時代以降に広まったと考えられています。その由来や背景については以下の点が挙げられます:
おかめという名前の起源
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平安時代からの使用の可能性
- 「おかめ」という名前は、平安時代においても女性の名前や愛称として使われた可能性があります。日本の古典文学や歴史書の中には、丸く愛らしい女性を「おかめ」と称する記述もあるとされています。
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「亀」の象徴的意味
- 「亀」は古代から長寿や繁栄を象徴する生き物とされ、日本では縁起の良いものとして扱われてきました。「おかめ」という名前には、こうした象徴的な意味合いが込められている可能性があります。
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お面としての普及
- 江戸時代には、「おかめ」のお面が福を呼ぶ縁起物として広く知られるようになり、この名前も民間で定着していきました。農村などでは「お多福」と同義で使われることもありました。
よく使われる名前か
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人名としては稀
- 「おかめ」という名前は歴史上、特定の時期に女性の名前として使われた可能性がありますが、現代では人名としてはほとんど使用されていません。
- 江戸時代に庶民の間で親しみを込めて使われた愛称に近いものと考えられます。
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文化的な象徴として広まる
- 「おかめ」は、女性の愛らしさや福を象徴するキャラクターやお面、または料理(おかめそば)などで広く知られています。そのため、名前というよりも日本文化を表現する象徴として定着しています。
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