細菌対策というと、アルコールでの抗菌や除菌がすぐに思い浮かびますが、
アルコールは手荒れの原因にもなり香りも好きでないので、あまり頻繁に使いたくないと思っていました。
そんなとき、天然成分で抗菌・除菌の作用があるアロマを見つけ、スプレーにしてみました。
100均にあるスプレーボトルに入れれば、市販のアルコール除菌スプレーに負けない、使いやすいものができました。
ドアノブや床にひと吹きして、ふきとるだけの手軽さが病みつきに。^^
抗菌・除菌におすすめアロマ
おすすめの天然の抗菌・除菌アロマは、ヒバ油(ひばの精油)です。
え!?
と最初は私もおどろきましたが、ヒバ油の抗菌・除菌作用は以前から認められていて、いろんな天然スプレーに使われているんですよ。
抗菌・除菌作用があるのは、ヒバ油の中のいくつかの抗菌成分。
その中でも「ヒノキチオール」の成分が、非常に優れていることがわかっています。
東北森林局が公表しています⇒「東北森林管理局の「ヒバの特性」抗菌作用のページ」参照してみてください。
ものを腐らせる原因になったり、病気の原因になることもあるカビ。
真菌類に対しての強い殺菌作用が認められているので、湿気の多い部屋などで活用してみてくださいね。
ヒバの精油で抗菌・除菌 お掃除に使う
ヒバ油そのものを直接使うのではなく、スプレーにして使います。
床や畳に「ヒバ油のスプレー」をシュっと吹きかけて、からぶきするのがおすすめです。
具体的な方法を場所別に紹介しますね。
まずは「ヒバ油スプレー」の作り方を紹介!
ヒバ油の抗菌スプレーの作り方
◆ヒバの精油で抗菌スプレーの材料
ヒバ油を使った抗菌・除菌の方法は、ヒバ油のスプレーを利用します。
ヒバ油のスプレーの作り方を、基本の100mlの作り方で紹介しますね。
ヒバ油抗菌スプレー・材料
<ヒバ油抗菌スプレー100mlの材料>
(無水エタノールと精製水の割合は基本は1:4 精製水は水でもOK) |
ヒバ油抗菌スプレーの作り方
<ヒバ油抗菌スプレーの作り方>
|
以上で完成です!
ヒバ油は水に溶けにくいので、無水エタノールを使い溶けやすくします。
スプレーボトルは中の液体が混ざりやすいよう、液体容量より大きいものがよいですね。
ヒバ油の抗菌スプレーで和室の畳をふき掃除
◆ヒバ油スプレーの液は白い
最初は家にあった遮光性の青い瓶のスプレーを使いました。
◆大きなスプレーが使いやすい
大きい霧吹きみたいなタイプのものが、ひと吹きでたくさん噴霧できていいですよ。
和室の畳の掃除には、まず掃除機をかけてほこりを除いておきましょう。
そして固く絞った雑巾を用意し、ヒバ油抗菌スプレーを雑巾に2吹きして、畳の目にそってふきます。
畳一枚を目安に、また吹きかけてをくりかえします。
ヒバ油の抗菌スプレーで床(フローリング)をふき掃除
床(フローリング)の掃除も、先に掃除機をかけてほこりを除いておきます。
その後、乾いた雑巾を用意し、床に20~30センチ離して、シューっとふきかけて、雑巾で拭きます。
1mを目安に繰り返しふきかけて、乾いた雑巾で拭いていきます。
ヒバ油の抗菌スプレーで玄関やドアノブも
玄関は案外湿気の多いところです。
細菌の発生しやすいところなので、ドアを開けてほうきで砂やほこりをはきだし換気をします。
その後床に「ヒバ油スプレー」20~30センチはなして吹きかけ、良く絞った雑巾でふいていきます。
ドアノブの除菌にも、ひと吹きしてふきとりを。
台所の流しの周りやテーブルにも、スプレーして拭き掃除しています。
湿気の多そうなところを重点的に
部屋・玄関・窓のどこもそうですが、すみっこや風通しの悪そうなところがあるかと思います。
そうしたカビがはえやすそうなところはどこかな、と考えながら重点的にヒバ油の抗菌スプレーを使って拭き掃除するとよいですね。
ヒバの木は菌に強いから一番腐りにくい
木材は雨にさらされるなどして古くなると腐ってきます。
木材を腐らせるのは、白アリ以外にも「木材腐敗菌」があり、これらはキノコの仲間の真菌類が中心。
実験によると、ヒバの木は杉・ヒノキに比べて、約2倍の耐久性があります(「東北森林管理局の「ヒバの特性」抗菌作用のページ」)。
そのことから木製の窓枠などの拭き掃除に、また「木材腐敗菌」をよせつけないために、ヒバの精油をしみ込ませるのもよいかもしれません。
ヒバ材の耐久性はスゴイ!
岩手県の「中尊寺金色堂」はご存知と思います、その93%にヒバ材が使われていています。
800年経過した1962年(昭和37年)に復原修理したとき、腐朽の程度が小さいため、ヒバ材の7割以上が再使用された。
と、青森県木材協同組合の記載にありました。
それほどまでに耐久性があるヒバ材って、スゴイ!
除菌スプレーを手作り・アロマでできる家庭内の抗菌おそうじ・まとめ
ヒバ油のすぐれた抗菌・除菌の作用を利用して、手作りの抗菌スプレーを作って利用しています。
紹介したスプレーのアロマの量は少量ですから、お好みで増やすなど試してみてくださいね。
ヒバ精油の量が増えるほど、残る香りも強くなります。
拭き掃除したあとトイレなら床のタイルに2吹きして、私は香りを少しのこしておくようにしています。
森林のかおりがして、ほっとするいい香りです。
10mlの精油の量で、20本分ほどもスプレーができるので経済的ですよ。
「ヒバ油」と「ナノヒバオイル」
◆天然ひばの油(オイル)とナノヒバオイル
「ヒバ油」ヒバの精油は水と混ざりにくいので、無水アルコールで溶けやすくして使いますが、無水アルコール不要の「ナノヒバオイル」というのも販売されています。
これだと水道水と混ぜるだけです。
コメント