
こんにちは、よしえです。年齢を重ねるごとに「眠り」の大切さを実感する日々。
朝までぐっすり、心地よく目覚めたい……そんな願いを込めて、今回は手持ちの「朱鷺色(ときいろ)」の羽織を解き、美容と安眠のためのセットを作りました。
優しい朱鷺色に、祈りを込めた銀糸の刺繍

今回選んだのは、顔周りをパッと明るく、優しく見せてくれる朱鷺色の羽織です。
アイマスクの左下には、静かな夜をイメージして「三日月と野草」を銀糸で刺繍しました。
キラリと光る銀糸は、派手すぎず大人の上品さを引き立ててくれます。
驚くのは、その裏地。
羽織の裏側(羽裏)に使われていた、美しい「御所車」の絵柄をそのまま活かしました。
肌に触れる面が、最高級の絹でありながら、密かなお楽しみがある……着物リメイクならではの贅沢です。
美髪を守る、シルクの枕カバー

同じ羽織の生地で、お揃いの枕カバーも仕立てました。
シルクは「寝る美容液」とも言われるほど、髪や肌への摩擦が少ない素材です。
今回は長く愛用できるよう、裏に晒し木綿を合わせて丈夫に補強。
清潔感のある白いレースのお布団とも相性抜群の、優雅な仕上がりになりました。
「自分をいたわる」ということ

動画内では、調節できるマスク用のゴムにストッパーをつけたゴムを紹介しています。実際に着用してみたサイズ感もありますのでご覧ください。
古くなった着物や羽織は、形を変えて再び私たちの暮らしに寄り添ってくれます。
「いいものを、最後まで大切に使い切る」
そんな和の暮らしの知恵が、皆さんの心地よい眠りのヒントになれば嬉しいです。
詳しい作り方は、動画をご覧ください。
シルクのアイマスクの作り方

◆型紙を作る:縦10cm、横20cmの型から、角に丸みをつけて作る。
必要なもの
- シルクの着物生地:11×22を2枚
- キルト芯:11×22を1枚
- ※表生地に刺繍をいれる場合は刺繍ができる大きさの表生地を用意する、または表生地に布をつなぎ合わせて刺繍枠に取り付けできるようにして刺繍する。
- マスクゴム:33cmを2本
- マスクゴム用ストッパー:2個
作り方順序(刺繍なしの場合)

- 表布と裏布を重ねて、型紙を置き、縫い代1cmで断つ。
- キルト芯も同様にする。
- 表布と裏布を中表に合わせ、マスクゴムを挟む。
- 一方の裏側にキルト芯を重ねて、マスクゴムを5mmのところでしっかり縫い留めるする。
- 返し口7cmを上の部分にのこして周囲を1cm縫い代で縫う。このとき手縫いで返し縫いがおすすめ。
- カーブのところは縫い代を5mmにする。
- 鼻のところのカーブの縫い代に、切込みをいれてもよい。
- 表に返してアイロンをあて形をととのえて、返し口をコの字とじでとじる。完成。
※ミシンで細かい針目でもOK、手縫いでぐし縫いは、キルト芯があるので、針目が大きくなりやすくカーブがきれいにでないかもしれないため。
刺繍を入れる場合

- 表生地に型を写してから、適切な位置に刺繍を施す。
- 刺繍がしあがったら、縫い代1cmをつけて断ち、上記の3から進む。
シルクの枕カバーの作り方

シルクは生地が繊細なため、同サイズの白い木綿生地を裏につけ、強度をつけます。
何度もの洗いに堪え、耐久性が増します。
<用意するもの>
- シルクの平絹(着物の正絹生地):枕の大きさにゆとりを持たせてすっぽり覆えるサイズ
- 同サイズの白い木綿生地
※今回は枕カバーを筒状にして入口は閉じずに完成形とします。そのため、長さを枕の長さ+厚みにさらに余裕を持たせて用意してください。
※断ち切りの長さで今回のものは74cmの長さで作成しています。
<作り方>
着物のあまり布で作りますが、枕カバーにしようとすると、幅が足りないと思います。
- 不足する分を足して、裏に木綿生地を重ねます。
- 2枚合わせて筒状に縫い合わせる。
- 枕の入れ口を三つ折りして端ミシンする。
内側が木綿なので、滑りが悪いため、内側に余裕をもたせて断ってください。


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