
型紙が不要で着物幅をそのまま利用した、巻きスカート風のスカートは気になるお腹周りをカバー。しかも簡単に作れます。
裏地なしでさらりとした風合いの、羽織のシルク生地を使用、短時間でまっすぐ縫うだけで出来上がります。
今回は羽織を解いて利用しましたが、長着(着物)からでも、余っている反物でも大丈夫です。洗ってアイロンで整えてから断っています。
タック入り巻きスカート風がお腹周りをスッキリみせる

一見すると巻きスカートですが、実はウエストゴムで履きやすい「フェイク・ラップスカート」です。
デザインのポイント
エレガントさ: 前面に重なり(ラップ部分)を作ることで、着物らしい「和」のニュアンスと高級感が出ます。
体形カバー: お腹周りに生地が重なるため、気になる部分を自然にカバーできます。
今回縮緬の小紋の羽織をといて、スカートにしたものを作成のメインで紹介しています。柔らかい絹なので、「タック」を入れるデザインと相性が合います。
柔らかい絹ならタックが体に沿ってしなやかに落ちるため、腰回りが膨らまず、「着痩せ効果」がより強調されるようです。
おすすめの着物生地
おすすめは柔らかい着物生地、縮緬ややや厚みのある平絹生地です。
ドレープがきれいに出て、歩くときにしっとりとゆれるので優雅に見えます。
紬の生地は、タックをとったときツンとたちやすいので、向いていません。
型紙なし着物幅でタック入り巻きスカート風スカート・作り方

<用意するもの>
- 女物羽織(シルク):1枚
- ゴム紐:ウエスト寸法×2本
※おすすめは小紋柄。柄があるものは上向きに長さを確保できるものにしてください。
<作り方>
- 身頃または袖、または衿から、85cmの長さを4枚とる(前側2枚と後ろ側2枚)。
- 前身頃の2枚を中心で20~25cm重ねる。
- 前を重ねた状態でウエスト部分を軽く縫って固定する。
- 前後の生地を中表にして両脇を縫う、縫い代をアイロンで割る。
- 後側を中表で縫う、縫い代をアイロンで割る。
- 裾を1と2の三つ折りにして、端ミシンする(仕付けをすると縫いやすい)。
- 前側に、幅1cmのタックを上から10cmのところまで数本寄せる(重なったまま)。ゴム通ししやすい方向にタックをたおす(寄せるとき、上から15cmくらいのところに、2枚が動かないよう仕付け糸をかけておく)。
- ウエストを1cm4cmの三つ折りにして、ゴム通し口を2cm残して縫う、間の中心を同じく縫う。ゴム通し口は脇になるところを目安にする。
- ゴムを2本通す。
※タックの部分は布が多く重なるため、ミシンをかけていません。手縫いでまつりぬいをして、ウエストの中間は縫っていません。
コーディネート例
ベージュ地の小紋(上品・優しげスタイル)

細かい柄がびっしり入ったベージュ地は、全体を「ワントーン」か「淡いトーン」でまとめると、高級ホテルのランチにも行けるような品格が出ます。
おすすめのトップスは、オフホワイトやアイボリーのハイゲージニットまたは、網目の細かい、きれいめなニットで、
同系色でつなぐことで縦のラインが強調され、スッキリ見えます。
落ち感のあるブラウスを合わせると、上下ともに柔らかな動きが出て、非常に女性らしい印象になります。
赤地に黒い輪郭柄(モダン・都会的スタイル)

大ぶりでインパクトのある柄は、トップスを「シンプルに徹する」のが鉄則です。スカートを主役にする勇気を持つと、驚くほどお洒落に見えます。
おすすめのトップスは、黒のタートルネックやボートネック、赤と黒は最強の組み合わせです。
上半身を黒でコンパクトにまとめることで、大柄のスカートが引き立ち、着痩せ効果も抜群です。
「黒だとコントラストが強すぎる」と感じる場合は、濃いグレーを。少しマイルドになり、都会的で知的な印象になります。
前だけ少しインするか、短め丈のトップスを選ぶと腰位置が高く見えてエレガントです。
黒いトップスが手元にない時や、黒だと少しきつく感じる時
そんなときは、ネイビーや焦げ茶を合わせてみてください。
赤の華やかさがぐっと落ち着いて、優しいエレガントさになりますよ。
まとめ
型紙がいらない直線をいかした生地ですが、着物の生地だからこそ、シルクの柔らかな光沢やしなやかな落ち感が、とてもエレガントな雰囲気のスカートになりました。
最初羽織ときは裏地が付いている状態なので、どうなるのかな?と興味がわいていましたが、できあがってみると、巻きスカート風のところが着物に通じる「和」の印象につながり、とても満足のいく出来上がりになりました。
着物の幅が36以上あれば、もっと前合わせの部分をとることもできます。
タックは4本から5本が理想的です。
派手でとても着ることができないという羽織も、トップスが落ち着いた色目にすると、いい感じにおしゃれになる、と個人的には嬉しい出来栄えでした。


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