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のっぺ汁/寒いときに温まる佐賀県の郷土料理/根菜とくず粉/のっぺい汁

のっぺ汁 のっぺい汁 郷土料理 くず粉 体を温める 作り方 Uncategorized

のっぺ汁 のっぺい汁 郷土料理 くず粉 体を温める 作り方

寒い時には体が温まる料理がありがたいですね。

体を温める料理といえば、のっぺ汁(のっぺい汁)、佐賀県の郷土料理です。

新潟県でものっぺと呼ばれる根菜の煮物料理があり、これは煮もので汁物とは違うようですが、寒い地方では根菜を使う料理が冬によく食されている料理の一つです。

里芋、さつまいも、ごぼう、れんこんなどの根菜を具沢山に入れて、だし汁・塩・醤油で味を整え、最後に水溶きの片栗粉または葛粉でとろみをつける。

鶏肉やかまぼこちくわなどの具材を入れることもあります。

だしは昆布鶏ガラ干し椎茸などを使い揚げ豆腐のしめ汁((豆腐を炊いたあとの煮しめた汁))や酒やみりんなどを入れて煮込むこともあります。

彩りをよくするために豆麩を、青色を補うためにグリンピースを散らすこともあります。

冷え性の人におすすめののっぺ汁を作ってみました

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体を温めるのに最適な冬の野菜、特に根菜類がたっぷり入ったのっぺ汁は、寒い季節によく食べられています。

くず粉でとろみをつけるのはより体を温めるための工夫でもあります。

とろみづけには片栗粉を使うこともありますが、葛粉を利用するとより体が温まる効能があるようです。

のっぺ汁の材料

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今回の料理で使用したもの

  • ごぼう
  • 大根
  • 人参
  • 里芋
  • さつまいも
  • こんにゃく
  • シイタケ

そのほか、ネギ、シメジもとても合います。

  • くず粉(大さじ二杯 とく水大さじ二杯)

のっぺ汁の作り方

  1. 野菜を小ぶりの食べやすい大きさに切る。
  2. 火の通りにくいごぼうはあらかじめ下茹でしておく。
  3. 鍋にだし汁と具材を入れ、8分通り柔らかくなるまでに煮る。
  4. 塩少々と酒、醤油で味をつける。
  5. 柔らかくなったら水溶きのくず粉を3回に分けて入れる。

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水溶きの葛粉を入れる時は、入れたらすぐに混ぜ、一旦ふっとうの火が上がってきたら再度入れるようにするとよく溶けます。

器に盛りユズの皮をのせて出来上がり。

くず粉の特徴をまとめました

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くず粉(葛粉)は、葛(クズ)という植物の根から抽出されたデンプンで、料理やお菓子作りに使われるほか、伝統的な健康食品や民間療法としても知られています。

その効能・効果には以下のようなものがあります。

くず粉の効能・効果

  1. 胃腸の調子を整える

    • くず粉は消化吸収がよく、胃腸に優しい食品として知られています。お粥やくず湯にして摂取することで、体が弱っているときや消化不良の際に役立ちます。
  2. 冷え性の改善

    • 葛湯のように温かい状態で摂取すると、体を内側から温める効果があります。冷え性の改善や、寒い季節に適した食品です。
  3. 免疫力の向上

    • 葛にはイソフラボンやサポニンといった成分が含まれており、これらには抗酸化作用や免疫力を高める効果があるとされています。
  4. リラックス効果

    • 葛の根にはストレス軽減やリラックス効果が期待される成分が含まれており、温かい葛湯を飲むことで心身を落ち着けることができます。
  5. 発汗と解熱

    • 伝統的な漢方薬として、葛は風邪の初期症状や熱を和らげるために使用されてきました。特に「葛根湯(かっこんとう)」に代表されるように、発汗を促し、体温を調整する作用があります。
  6. 美肌効果

    • デンプン質が豊富なため、肌を保湿し、滑らかにする作用が期待されます。また、抗酸化成分が肌の健康をサポートします。
  7. 血行促進

    • 葛に含まれる成分が血流を改善し、肩こりや筋肉痛の緩和に役立つともされています。

調理例と効能の相乗効果

  • 葛湯
    温めることで消化を助け、体を芯から温めます。

  • 葛餅
    デザートとして楽しみながら、腸内環境を整える効果があります。

  • スープやあんかけ料理のとろみ付け
    滑らかな口当たりを与えつつ、栄養補給に役立ちます。

くず粉は古来から日本の食文化と健康法に深く関わっています。

料理に取り入れることで、食べやすさと健康効果を期待できます。

のっぺ汁に似ているのっぺとは

「のっぺ」というのは新潟の代表的な家庭料理であり、日本全国いたるところにある郷土料理です。

里芋を主材料とし、野菜やきのこなどを薄味で煮たものにとろみがついているものです。

のっぺの特徴

  1. 具だくさんの煮物風の汁物

    • 里芋を主役とし、にんじん、大根、ごぼう、しいたけ、こんにゃくなど、地域や家庭により異なる具材がたっぷり使われます。
    • 魚介類(鮭や貝柱)を加える場合もあり、新潟の豊かな海の幸が活かされることもあります。
  2. とろみが特徴

    • 里芋が煮崩れすることで自然にとろみがつき、寒い季節に温かさを感じさせる料理です。
    • 地域によっては片栗粉を使ってさらにとろみを強調することもあります。
  3. だしが重要

    • 昆布やかつお節のだしを基本とし、具材の旨味が染み出した深い味わいが特徴です。魚介類を使う場合は、その旨味がだしに加わります。
  4. 行事やハレの日の料理

    • 正月や冠婚葬祭などの特別な場面で振る舞われることが多く、家庭ごとのレシピやこだわりがあります。
  5. 冷製でも美味しい

    • 冷めても美味しいため、夏場でも食べられることがあります。新潟では冷製の「のっぺ」も珍しくありません。

新潟特有のアレンジ

  • 地域によっては、鮭の身をほぐして加えたり、イクラをトッピングすることもあります。これは新潟ならではの海の幸を活かしたバリエーションです。
  • 醤油味が基本ですが、味噌仕立てや塩味で作る家庭もあります。

現代の活用

のっぺは栄養バランスが良く、家庭料理としてだけでなく、地元の飲食店や観光地のメニューとしても提供されています。また、冷凍食品やレトルトパックで商品化され、全国でも手軽に楽しめるようになっています。

「のっぺ」は新潟の気候や文化を映し出す料理で、家庭ごとに異なる味わいを持つ懐かしい一品です。

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キラコ よしえ

美容健康暮らしのライター。公務員として福祉行政に従事、退職後、着付け師範、着物着付け教室主宰、独自二部式着物考案で雑誌掲載、女性アパレル商品監修など。 温泉好きで温泉ソムリエ資格取得。園芸好き。子供3人の子育て経験。夫婦でドライブ温泉旅行好き。

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