◆本栖湖のレストラン ほうとう鍋定食
日本には各県ごとに郷土料理と呼ばれる、地元でフルから食べ継がれてきている特色ある食事があります。
はっきりと県境があるわけではありません、その地域その地方特有と言った方が良いでしょうか。
先日、山頂に積雪を装った買収の富士山を周囲をドライブしながら見てきました。
富士山の北側は山梨県南側は静岡県。
山梨県側から見る富士山の裾野がとても美しかったのが印象的で、山梨県随一の郷土料理ほうとうを、本栖湖のほとりのレストランでいただいてきました。
帰ってきてからも美しい富士山の景観と周辺の紅葉が目に焼き付いたまま。
その時ほうとう麺を買ってきたので早速夕食に作って食べることにしました。
山梨県の郷土料理ナンバー3と言っていいと思いますが、ほうとうの他に、薄焼きとじゃがひじきを作りました。
郷土料理については農林水産省のホームページに各県の料理が載っていたので参考とさせていただきました。
ほうとう鍋の作り方
ほうとうとは・お米の代わりに重宝した小麦
ほうとう麺の特色は、麺の打ち粉をつけたまま煮込むことです。
そのため粘りのあるトロッとした出来上がりで、体がよく温まります。
「ほうとう」というのは小麦粉を練って平らに切った「ほうとうめん」を、多種類の地元の具材とともに味噌仕立ての汁で煮こんだものです。
かぼちゃを特にたっぷり使うためか「うまいもんだよかぼちゃのほうとう」といわれ、誰もが知る山梨県の代表的な郷土料理です。
峡南地域では「のしいれ」「のしこみ」とも呼ばれているそうです。
稲作が適さない山間部では、小麦粉は米に代わる主食として古くから親しまれてきた。
そのため、「ほうとうめん」を打つことは、嫁入り修行ともされていたのだそう。
塩なしのほうとう麺
ほうとうはめんの製造時に塩を混ぜないので、あらかじめゆでて塩分を抜く必要がありません。
野菜や肉と相性が良く、栄養価も高い、作り方が簡単ということで、日常によく食べられている食事です。
「ほうとう」は「餺飥」(ほうとう)の呼び名で、平安時代から貴族が儀式等で食べていたことが知られています。
ほうとう麺の作り方
ほうとう麺の作り方は簡単です。
小麦粉(中力粉)にぬるま湯を少しずつ加えながらこね、もち状にまとめたら、濡れたフキンをかけて10分ねかします。
それを打ち粉をしながら平たくのばして、屛風だたみにして幅広く切って「ほうとうめん」をつくります。
通常15~18分煮込んでできあがりです。
ほうとう鍋の作り方
切った野菜やきのこなど、硬いものから順に煮干しでとっただし汁に入れ、柔らかくなるまで煮こみます。
味噌で味付けします。
ほうとうに使う具材
多くの具材が使われます。
- じゃがいも
- 人参
- だいこん
- かぼちゃ
- シイタケ
- ねぎ
- 白菜
- 油揚げ
うすやきの作り方
薄焼きは小麦粉にちりめんじゃこと青紫蘇を入れて薄く焼いた食べ物です。
持ち運ぶのにも便利ですし、小腹が空いた時のおやつとしても重宝して日常的によく食べられているものです。
山梨県の誇る郷土料理として昔から愛されている料理です。
作ってみて分かりますが簡単ですし、柔らかいおせんべいのような感じで食べやすいです。
味がうすい時は醤油をつけて食べるととっても美味しいです。
じゃがひじきの煮物の作り方
富士登山の修験者の方へ振る舞われる7月1日の山開きの料理として、じゃがいもとひじきの煮物が郷土料理となっています。
山梨県でも特によく食べられる有名な郷土料理の一つです。
山のものと海のものを合わせる料理ということで、の意味も込められているようです。
この組み合わせは初めて料理してみましたが、何ともほっこりとしたボリュームのある美味しい料理になりました。
登山用には体力が必要ですね、そんな時の料理としてうってつけのようです。
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