
「汗を吸う」「首元の日よけ」「冷房から肩を守る」そんなストールを作って利用しています。
このストールには、冷房対策としてボタンを2つでつけてあり、羽織れば「ボレロ」になり、肩や腕、お腹を冷えから守ります。
動いてもずり落ちることなく、両手があくので機能的です。
着物の生地から作るので、端の始末がいらずとても簡単にできあがります。
また絹ならではの、薄くて軽いのに、ホッとするやわらかな温かみに心も和みます。
バッグに入れても嵩張らないよう、共布で袋もつくりました。
1枚で「日よけストール」と「冷房対策ボレロ」に、あっという間にできあがるので、あなたも1枚作ってみませんか。
ボレロにもなる汗取りストールに向く着物生地 3選

おすすめの着物生地は以下の3種類です
1. 縮緬(ちりめん)・小紋の絹地(★一番おすすめ)
特徴: 表面に細かいシボ(凹凸)がある絹織物です。
メリット:
シボがあるためシワが目立ちにくく、たたんでバッグに入れておいても復元力が高いです。
ほどよい重みと柔らかさがあり、肩から掛けたときにトロッとした美しいドレープが出ます。
汗を吸いやすく肌触りも滑らかです。
2. 紬(つむぎ)の中で「大島紬」など薄手でしなやかなもの
特徴: 糸の段階で染めて織られた絹織物です。
メリット:
非常に軽くて丈夫、かつ張り感とサラッとした肌触りがあります。
一般的な紬は張りが強くドレープが出にくいものもありますが、大島紬(泥染め・正絹)などは非常に薄くしなやかで、しわになりにくく綺麗な落ち感が出ます。
3. 絽縮緬(ろちりめん)
特徴: 夏用の透け感のある「絽」に、縮緬(ちりめん)の撚り糸を織り込んだ生地です。
メリット:
通常の「絽」や「紗」はパリッとしたハリがあり、折りシワがつきやすい面がありますが、「絽縮緬」は縮緬特有の柔らかさとシボがあるためシワになりにくく、トロッとした落ち感が出ます。
見た目にも清涼感があり、夏のストールには最適です。
避けたい・注意したい素材
硬い正絹(固めの塩瀬やハリの強い錦紗など): たたみシワがくっきり残りやすいです。
ポリエステル(化繊)の着物地: 汗を吸いにくく蒸れやすいため、首元の汗取りには向きません。また静電気が起きやすいデメリットがあります。
一般的な「絽(ろ)」や「紗(しゃ)」: 涼しげですが、ハリが強いためドレープ感というよりは立体的なシルエットになりやすく、折りシワがやや残りやすい特徴があります。
私が選んだ着物生地

手でギュッと握ってもすぐにふんわり戻る、柔らかい絹の小紋を選びました。
模様が細かいのでシワができても目立ちにくいです、エレガントなストールに仕上がるかと思います。
軽いので持ち運び用に共布で巾着袋も作りました。
夏の絹の着心地(ストール)やボレロとしての使い心地

意外かもしれませんが、正絹は夏でも比較的涼しく感じることがあります。
これは、湿気を素早く吸って外へ逃がす(吸放湿性が高い)こと、繊維の熱伝導率が低く、肌に張り付きにくいという特徴を絹は持っているからです。
着物や衣類として考えると、
- 絹は汗をかいても湿気をよく吸収する
- 放湿も比較的速い
- 肌がべたつきにくい
という特徴があります。
一方木綿も優れた素材ですが、汗を大量に吸う、水分を長く保持する、乾くまで少し時間がかかるという特徴があるため、今回のストールも絹で製作をおすすめします。
2WAYボレロにもなる)汗取りストールの作り方

用意するもの
- 着物の反物、幅36cm×長さ160cmの長方形の布
- クルミボタンとループ(共布で製作)
- 巾着用の共布、反物幅×20cmくらい
※クルミボタンは100均の商品を使用
※ループは手縫いで簡単にできる方法を動画で解説しています
<作り方>
- 女性の着物の身頃を利用して160cmを1枚用意します。足りない場合は80cmを2枚とり中央を袋縫いで継ぎます。
- 両端を、0.5cmから1cmの三つ折りにして、折山のキワを縫います。
- 共布でクルミボタンを2個作ります(仕上がり直径18mmで今回は製作)。
- 共布でループを2個作ります。
- ストールを首から掛けた際、胸元~みぞおちの上あたりにあたる、上端から約43cmに一つ目の留め具を取り付けます。(右側にループ、左側にボタン)
- そしてそこから13cm下に、もう一つの留め具を取り付けます。
- あまり布で、巾着袋を作ります。
- ストールとして日除けや首元の汗取りに

皆さんは夏に日よけや首元の汗取りにストールを巻くとき、どんな巻き方をしていますか。
今回のストールは長さ155cmほどになりますので、
- エディター巻き
- ループクロス巻き
- ワンショルダー
といった短めで巻ける巻き方がきれいにまとまります。
もっと長くすることで、巻き方はより多くの種類を楽しめますので、170~180cmほどの長さにされてもかまいません。
その際、ボレロとして使用する際のループボタンの位置は、このままか数センチ下までがよいと思います。
ボレロとして冷房対策に、肩・腕・お腹を冷えから守る

このストールにループボタンを2つ取り付けることで、冷房対策になるボレロにもなります。
病院の待合、スーパーでのお買い物、バスの車内、喫茶店などで、冷房のきつい場所があります。
そんなときに、さっと出して羽織れ、歩いたり手を上げても、落ちることなく冷房に対応できます。
たった一枚の薄手の絹生地でも、冷気から肩や腕、お腹を守ってくれます。
まとめと使用した感想


くるみボタンは軽いものを使用しているので、ストールとして使用したときもじゃまになりません。
ストールの時はボタンが見えないように内側に折るようにしていますが、共布で作ってあるのでボタンそのものが目立つことはなく、あまり気にせずストールとして使えます。
絹1枚で日除けの時は巻けば首元がさわやかに、冷房のきつい部屋で羽織れば、服を一枚着るのと同じ効果がありながら、軽くてほんのりとしたぬくもりが感じられ、身に着けていることを忘れそうなほどです。
私はもっぱら冷房対策として、よく利用しています。
バッグに入れてもかさばらず、重くないので、冷房対策が必要な期間重宝することでしょう。


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